最小変形ゲッター2ver.2014_ 141114

今日は、設計中の最小変形ゲッター2ver.2014の話。
現在、ジャガー・ベアー号のギミック及び構造の設計が完了し、下半身になるイーグル号に入っています。

設計時には、先日画像を公開した素体の部品配置を出来るだけ変える事なく、各部品の接続と移動方法を考えます。
ジャガーは比較的スイスイ進めてたんですが、ベアー号がまー、ホントに大変でした。
g-2_部品141114

特に腕周りの展開が大変で、ああやると他の場所にめり込む、こうやると合体時の邪魔になる、といった調子で移動手段とそれの座標設定に非常に時間がかかりました。
一番の原因は部品の移動方法を何も考えずにデザイン優先で各部の配置を考えちゃった自分な訳ですが、それだけに解決すると思いもよらないギミックが生まれて面白いです。
今どきの若い人は失敗を極端に恐れるようですが、そこを頭を使って逆転すると、普通の成功例に較べてさらに上を行く結果を得られるので、失敗はどんどんすべきだと思います。・・・タカシマ式失敗のススメ。

いや、どっちかというと、自分がそろそろ落ち着いて良いはずの歳なんですけどね、まだまだ若いモンには負けんぞ!ウぇ〜ゲホゲホゲホ・・・。

ちょっと心配なのは、ギミックが面白くなるのは良いとして、凝った動きになると「最小変形」らしくなくなって来てしまうのではないかと。英語での規格名も「Simple Change」だしね。
まあ、細かい事は気にせず、面白いと思った方向に突き進もうと思います。

もうすぐ完成・・・のはず。乞うご期待。
今週は以上!

by 高島

©永井豪・石川賢/ダイナミック企画
※こちらの写真に使用の画像は設計中のものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

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完全変形ゲッターロボ・リニューアルver. 141107

「完全変形ゲッターロボ」の話の続き。
前回で、この作品のコンセプトは「似せる」ではなく「見せる」という事を書きました。
これにあわせて、各形態への移行をいかに効率よく行うか、という点も設計時のポイントです。
ここでいう効率は変形の際の作業の行程数ではなく、動く部品の数ですね。これは少なければ少ない程良いわけで、全体の部品数がこれで大きく左右されます。当時、絞りにしぼってパーツ総数約240個に留めました。
今でこそ、ウチの完全変形規格の総部品数200〜300なんてのは当たり前になっていますが、当時は未経験な数量で、これを社内で組み立てて「完成品版」として販売するやり方も同じく未経験で、始めた時にはそれは大きなハードルでした。

というわけで、形状の変形行程の再現にはこだわらず、移行の開始時と終了時の形を再現出来れば良し、という考えになりました。
ウチ、というか自分らしい結果への最短距離を行こうとする突破型の考えです。今はともかく、20年近く前の自分ですからね、かなり気が短かったわけです。

で、これで考えた方法が部品の「置き換え」です。
イーグル号の機首部分が良い例ですね。
141107a
あの広い面積を持つイーグルの機首をゲッター1の頭の形に畳み込むのには膨大なギミックが必要になり、部品の数もスゴくなります。
これに対してイーグル号機首上面をパネルにして、それの中にゲッター1頭部を格納して、変形時にはこれを露出させます。
141107b141107c
部品数も最低限で済み、これに伴い強度も出せます。

この置き換えはマジックの物体の移動を見ていて思いついたものだったと思います。オリの中の虎がお姉ちゃんに変身しちゃうとかね、そういうヤツです。

前回に書いた「見立て」の方法に続き、この「置き換え」もこの完全変形ゲッターの時に生まれた、ハーフアイっぽい手法です。

手品にしてもギミックにしても、分かってしまうと驚く程シンプルなものですね。

今週は以上!

by 高島

©永井豪・石川賢/ダイナミック企画
※こちらの写真に使用の画像は原型のものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

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完全変形ゲッターロボ・リニューアルver. 141031

前回で予告していた、「完全変形ゲッターロボ」の解説をつらつら書いていこうと思います。
なにぶん、10年以上前の話で記憶をたどるしかありませんが、元々自分は非常に忘れっぽいタチなので、正確なところで相違があるかもしれませんので、あしからず。

まず、企画時のコンセプトから。これはリニューアルver.の前の旧版の話ね。
当時はゲッターロボを変形させよう、という企画自体が無謀でした。今でこそ、CADなんて便利な道具があり、自分も経験を積んで様々なノウハウがありますが、当時にはそんなものは当然ありません。
ゲッターロボの変形がなんで難しいのか、なんて話は省きます。
その辺の説明は他でやってくれてるでしょうから。

まず、ゲッター1の姿を基本モデルとして、そこから各ゲットマシン、ゲッター2および3の形態を再構成する事にしました。
自ずと当時の技術ではこれらの形状全てカバーする事は不可能に近かったため、どうすれば各キャラクターに見えるようになるか、という事を考えました。
似せるのではなく、見せる、ということですね。
各形態の象徴的なパーツはしっかりと再現し、また、各部のデザインに合致する部品の色とボリュームを合わせ、全体の雰囲気でオリジナルデザインに近づけて行きました。
141031a141031b141031c

当時は図面の類いは一切描かずに製作していますので、ホントにイメージだけが基準の試行錯誤で進めて行きました。
悪く言えば、行き当たりばったり。そのため、何度も作り直しを余儀なくされて、ヒーヒー言ってました。
模型誌での最初の発表時からベアーを丸ごと取り替えた事もあり、ウチの倉庫のどこかにはこの時の1番古いユニットがねむっている・・・はずです。
まあ、あれはあれで自由に想像力を発揮出来る楽しい作業でしたね。今から思えば、ですが。

さあ、次回は何の話にしましょうかね。解説のリクエストがあったら、メールをお願い致します。

今週は以上!

by 高島
©永井豪・石川賢/ダイナミック企画
※こちらの写真に使用の画像は原型のものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

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最小変形ゲッター2ver.2014 141023

随分間が開いてしまいました。

久々に生産が決まった「完全変形ゲッターロボ」ですが、作品の紹介ページの内容は現在に較べるとちょっと寂しいですね。
後日、当ページで当時の思い出話も交えて、様々なカットやギミックを紹介して行こうと思います。
ただし、以前成形・組み立てを行ったサンプルが在庫で残っていれば撮影もすぐに出来ますが、無い場合は新しく成形しないといけないので、その場合は画像はだいぶ先になっちゃいますね。

さて、現在はグレンウィング等の成形をしつつ、次の新作「最小変形ゲッター2ver.2014」の設計を続けています。
外形のモデリング作業は終わり、内部機構の設計が始まっています。あと数日でジャガー・パートが終わる予定。
で、今日はこれの外形デザインが決まった際の画像を掲載しておきます。
ただ、これはあくまで内部機構が入る前段階の固まり状態のものなので、完成時には変更点は色々出ます。あらかじめご了承ください。
g-2_素体1
g-2_素体3

今回のテーマとしてはゲッター3ver.2014をスタートとして、新しいデザインラインの最小ゲッター・シリーズをイメージしています。ゲッター3の時に作った各ゲットマシンを材料にして、部品を再配置。現時点で自分がかっこいいと思うゲッター2のイメージにまとめました。
ゲットマシンはゲッター3のものと共通のデザインで、可能であればどれがゲッター1〜3のものなのか、見分けがつかないぐらいにしたいと思っています。
サイズ・部品数で限界があるので、まあ出来るだけということで。

今週は以上!

by 高島

©永井豪・石川賢/ダイナミック企画
※こちらの写真に使用の画像は設計中のものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

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真空注型機スイングキャスト

現在の仕事は設計に集中しています。
ず〜っとPCと向き合っていると、他の事もやりたくなってきます。

そのせい、というわけではありませんが、今日は「完全変形ダンガイオー」のツノパーツが足りなくなってしまったため急遽、自分で成形しました。
本来、これは外部の成形屋さんにお願いしているのですが、今の時期はイベントがかぶってしまっているので、業者さんも身動きが取れません。
1種類のパーツぐらいであれば、十分フォローできます。
加えて、ダンガイオーの白色は横浜時代の担当者が編み出した絶妙なレシピになっていますが、これも難なくクリア。
最小ゲッター3で一気にノウハウが溜まったので、こういう難しい部品も自力で作れるようになりました。

140825
で、画像中央の真空注型機「スイングキャスト」の前にちょこんと置いてあるのが今回のツノ用のシリコン型です。
注型自体は手流しで、その後に加圧脱泡機に入れます。
今回、スイングキャストは注型前のレジンの予備脱泡に使っています。これだけでも相当に、注型の成功率が上がります。

画像にはごちゃごちゃと色々写っていますが、注型の作業はこの画像の中だけでほぼ全てやれています。スゴくコンパクトにまとまってますが、十分にプロユースに耐えられるレベルの結果が出せています。やはり何よりもキーはこの注型機ですね。
人間一人で持ち上げられるサイズですが、内部の空間は最大限に利用出来る構造になっているため、スタンダードな構造の他の注型機に較べて1回の注型効率が非常に高い機械です。
最小ゲッター3の成形では非常に貢献してくれました。
ちなみにウチの今後の作品は、これを使っての成形が主力になって行く予定です。

ここのところのあまりの忙しさに、全く紹介する事が出来ませんでしたが、今後はこの機械の話を書こうと思っています。

今週は以上!

by 高島

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