最小変形ゲッター2ver.2014_ 141201

「最小変形ゲッター2ver.2014」の設計が完了。現在、業者さんからの3Dプリンターによる出力待ちの状態です。
CADソフト内ではキッチリ出来上がっていますが、実際の部品が上がって来ていざ組み立てる時に、思いもよらない障害が発見される、なんてのは非常に良くある話です。
部品が届くのが楽しみでもあり、怖くもあります。
今回は上手く行ったでしょうか?かなりアクロバットな組み方をする部分もあるのでドキドキです。

g-2_image141128ag-2_image141128b
今回の画像は設計が出来上がった全体のCAD画像です。
あくまでCAD画像ということで、実際の立体物は変更する可能性はあります。
上にも書きましたが、どこにも入り口が無い内蔵パーツ、なんてのを作っちゃってるかもしれませんので。

今回のゲッター2はロケットノズルの配置がデザインの重要な
要素になっています。
背面にノズルを集中させて、地上をドガーッ!とぶっ飛んで行くようなデザインにしたかったわけです。・・・速いぞー。
さらに腰周りについたノズルで逆噴射と方向制御をする感じ。
お客さんには、そういうようなイメージを感じていただけるとうれしいですね。
実物の画像公開まではまだしばらくかかります。請う、ご期待。

今週は以上!

by 高島

©永井豪・石川賢/ダイナミック企画
※こちらの写真に使用の画像は設計中のものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

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完全変形ゲッターロボ・リニューアルver. 141121

本日は再び完全変形ゲッターロボの話。
前回は「置き換え」について書きました。
デザインが大きく変化するものは、2種類作って入れ替えてしまおう、という話でしたね。これは、コラムの方で書いた十徳ナイフ的なギミックと言えるかもしれません。

さて、とは言え何でもかんでもこの「置き換え」で出したり入れたり出来るわけではないので、その場合は正攻法の変形となります。
効率よく空間を使うために、表面積が近い2つのユニットを兼用させるような変形方法を幾つか行っています。
一番象徴的なユニットはゲッター1の腕になるジャガー号の胴体後ろ側でしょうか。
腕ユニットを2つに割ってその断面部分をジャガー側として使用します。裏返りギミックですね。
g-1arm-1

問題なのはジャガーの場合とゲッター1腕の場合の色の違いです。
これは断面部分にジャガーに相当する別色パーツをはめ込む事で、両面で違う色を再現しました。このパーツは関節部分も兼ねています。
g-1arm-2g-1arm-3
このひっくり返して別の面を表現する、というような動きは昨年設計した「大完全変形ギガドリル」に受け継がれています。

実はこれらも発想のルーツがありまして、子供の頃遊んだ民芸品の、木製のパズルで裏表に絵が描いてあり、開き方でその絵が見れたり見れなかったりと、そんなのが元になっています。
実際にはこのパズルの原理から行くともっと複雑な機構になるのですが、それは今後の設計で使って行くかもしれません。ん〜、奥が深いです。

今週は以上!

by 高島

©永井豪・石川賢/ダイナミック企画
※こちらの写真に使用の画像は原型のものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

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最小変形ゲッター2ver.2014_ 141114

今日は、設計中の最小変形ゲッター2ver.2014の話。
現在、ジャガー・ベアー号のギミック及び構造の設計が完了し、下半身になるイーグル号に入っています。

設計時には、先日画像を公開した素体の部品配置を出来るだけ変える事なく、各部品の接続と移動方法を考えます。
ジャガーは比較的スイスイ進めてたんですが、ベアー号がまー、ホントに大変でした。
g-2_部品141114

特に腕周りの展開が大変で、ああやると他の場所にめり込む、こうやると合体時の邪魔になる、といった調子で移動手段とそれの座標設定に非常に時間がかかりました。
一番の原因は部品の移動方法を何も考えずにデザイン優先で各部の配置を考えちゃった自分な訳ですが、それだけに解決すると思いもよらないギミックが生まれて面白いです。
今どきの若い人は失敗を極端に恐れるようですが、そこを頭を使って逆転すると、普通の成功例に較べてさらに上を行く結果を得られるので、失敗はどんどんすべきだと思います。・・・タカシマ式失敗のススメ。

いや、どっちかというと、自分がそろそろ落ち着いて良いはずの歳なんですけどね、まだまだ若いモンには負けんぞ!ウぇ〜ゲホゲホゲホ・・・。

ちょっと心配なのは、ギミックが面白くなるのは良いとして、凝った動きになると「最小変形」らしくなくなって来てしまうのではないかと。英語での規格名も「Simple Change」だしね。
まあ、細かい事は気にせず、面白いと思った方向に突き進もうと思います。

もうすぐ完成・・・のはず。乞うご期待。
今週は以上!

by 高島

©永井豪・石川賢/ダイナミック企画
※こちらの写真に使用の画像は設計中のものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

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完全変形ゲッターロボ・リニューアルver. 141107

「完全変形ゲッターロボ」の話の続き。
前回で、この作品のコンセプトは「似せる」ではなく「見せる」という事を書きました。
これにあわせて、各形態への移行をいかに効率よく行うか、という点も設計時のポイントです。
ここでいう効率は変形の際の作業の行程数ではなく、動く部品の数ですね。これは少なければ少ない程良いわけで、全体の部品数がこれで大きく左右されます。当時、絞りにしぼってパーツ総数約240個に留めました。
今でこそ、ウチの完全変形規格の総部品数200〜300なんてのは当たり前になっていますが、当時は未経験な数量で、これを社内で組み立てて「完成品版」として販売するやり方も同じく未経験で、始めた時にはそれは大きなハードルでした。

というわけで、形状の変形行程の再現にはこだわらず、移行の開始時と終了時の形を再現出来れば良し、という考えになりました。
ウチ、というか自分らしい結果への最短距離を行こうとする突破型の考えです。今はともかく、20年近く前の自分ですからね、かなり気が短かったわけです。

で、これで考えた方法が部品の「置き換え」です。
イーグル号の機首部分が良い例ですね。
141107a
あの広い面積を持つイーグルの機首をゲッター1の頭の形に畳み込むのには膨大なギミックが必要になり、部品の数もスゴくなります。
これに対してイーグル号機首上面をパネルにして、それの中にゲッター1頭部を格納して、変形時にはこれを露出させます。
141107b141107c
部品数も最低限で済み、これに伴い強度も出せます。

この置き換えはマジックの物体の移動を見ていて思いついたものだったと思います。オリの中の虎がお姉ちゃんに変身しちゃうとかね、そういうヤツです。

前回に書いた「見立て」の方法に続き、この「置き換え」もこの完全変形ゲッターの時に生まれた、ハーフアイっぽい手法です。

手品にしてもギミックにしても、分かってしまうと驚く程シンプルなものですね。

今週は以上!

by 高島

©永井豪・石川賢/ダイナミック企画
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完全変形ゲッターロボ・リニューアルver. 141031

前回で予告していた、「完全変形ゲッターロボ」の解説をつらつら書いていこうと思います。
なにぶん、10年以上前の話で記憶をたどるしかありませんが、元々自分は非常に忘れっぽいタチなので、正確なところで相違があるかもしれませんので、あしからず。

まず、企画時のコンセプトから。これはリニューアルver.の前の旧版の話ね。
当時はゲッターロボを変形させよう、という企画自体が無謀でした。今でこそ、CADなんて便利な道具があり、自分も経験を積んで様々なノウハウがありますが、当時にはそんなものは当然ありません。
ゲッターロボの変形がなんで難しいのか、なんて話は省きます。
その辺の説明は他でやってくれてるでしょうから。

まず、ゲッター1の姿を基本モデルとして、そこから各ゲットマシン、ゲッター2および3の形態を再構成する事にしました。
自ずと当時の技術ではこれらの形状全てカバーする事は不可能に近かったため、どうすれば各キャラクターに見えるようになるか、という事を考えました。
似せるのではなく、見せる、ということですね。
各形態の象徴的なパーツはしっかりと再現し、また、各部のデザインに合致する部品の色とボリュームを合わせ、全体の雰囲気でオリジナルデザインに近づけて行きました。
141031a141031b141031c

当時は図面の類いは一切描かずに製作していますので、ホントにイメージだけが基準の試行錯誤で進めて行きました。
悪く言えば、行き当たりばったり。そのため、何度も作り直しを余儀なくされて、ヒーヒー言ってました。
模型誌での最初の発表時からベアーを丸ごと取り替えた事もあり、ウチの倉庫のどこかにはこの時の1番古いユニットがねむっている・・・はずです。
まあ、あれはあれで自由に想像力を発揮出来る楽しい作業でしたね。今から思えば、ですが。

さあ、次回は何の話にしましょうかね。解説のリクエストがあったら、メールをお願い致します。

今週は以上!

by 高島
©永井豪・石川賢/ダイナミック企画
※こちらの写真に使用の画像は原型のものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

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