2014 年 10 月 31 日

完全変形ゲッターロボ・リニューアルver. 141031

前回で予告していた、「完全変形ゲッターロボ」の解説をつらつら書いていこうと思います。
なにぶん、10年以上前の話で記憶をたどるしかありませんが、元々自分は非常に忘れっぽいタチなので、正確なところで相違があるかもしれませんので、あしからず。

まず、企画時のコンセプトから。これはリニューアルver.の前の旧版の話ね。
当時はゲッターロボを変形させよう、という企画自体が無謀でした。今でこそ、CADなんて便利な道具があり、自分も経験を積んで様々なノウハウがありますが、当時にはそんなものは当然ありません。
ゲッターロボの変形がなんで難しいのか、なんて話は省きます。
その辺の説明は他でやってくれてるでしょうから。

まず、ゲッター1の姿を基本モデルとして、そこから各ゲットマシン、ゲッター2および3の形態を再構成する事にしました。
自ずと当時の技術ではこれらの形状全てカバーする事は不可能に近かったため、どうすれば各キャラクターに見えるようになるか、という事を考えました。
似せるのではなく、見せる、ということですね。
各形態の象徴的なパーツはしっかりと再現し、また、各部のデザインに合致する部品の色とボリュームを合わせ、全体の雰囲気でオリジナルデザインに近づけて行きました。
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当時は図面の類いは一切描かずに製作していますので、ホントにイメージだけが基準の試行錯誤で進めて行きました。
悪く言えば、行き当たりばったり。そのため、何度も作り直しを余儀なくされて、ヒーヒー言ってました。
模型誌での最初の発表時からベアーを丸ごと取り替えた事もあり、ウチの倉庫のどこかにはこの時の1番古いユニットがねむっている・・・はずです。
まあ、あれはあれで自由に想像力を発揮出来る楽しい作業でしたね。今から思えば、ですが。

さあ、次回は何の話にしましょうかね。解説のリクエストがあったら、メールをお願い致します。

今週は以上!

by 高島
©永井豪・石川賢/ダイナミック企画
※こちらの写真に使用の画像は原型のものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

2014 年 10 月 23 日

最小変形ゲッター2ver.2014 141023

高島 肇 — Filed under: 最小変形ゲッター2ver.2014 @ 4:40 PM

随分間が開いてしまいました。

久々に生産が決まった「完全変形ゲッターロボ」ですが、作品の紹介ページの内容は現在に較べるとちょっと寂しいですね。
後日、当ページで当時の思い出話も交えて、様々なカットやギミックを紹介して行こうと思います。
ただし、以前成形・組み立てを行ったサンプルが在庫で残っていれば撮影もすぐに出来ますが、無い場合は新しく成形しないといけないので、その場合は画像はだいぶ先になっちゃいますね。

さて、現在はグレンウィング等の成形をしつつ、次の新作「最小変形ゲッター2ver.2014」の設計を続けています。
外形のモデリング作業は終わり、内部機構の設計が始まっています。あと数日でジャガー・パートが終わる予定。
で、今日はこれの外形デザインが決まった際の画像を掲載しておきます。
ただ、これはあくまで内部機構が入る前段階の固まり状態のものなので、完成時には変更点は色々出ます。あらかじめご了承ください。
g-2_素体1
g-2_素体3

今回のテーマとしてはゲッター3ver.2014をスタートとして、新しいデザインラインの最小ゲッター・シリーズをイメージしています。ゲッター3の時に作った各ゲットマシンを材料にして、部品を再配置。現時点で自分がかっこいいと思うゲッター2のイメージにまとめました。
ゲットマシンはゲッター3のものと共通のデザインで、可能であればどれがゲッター1〜3のものなのか、見分けがつかないぐらいにしたいと思っています。
サイズ・部品数で限界があるので、まあ出来るだけということで。

今週は以上!

by 高島

©永井豪・石川賢/ダイナミック企画
※こちらの写真に使用の画像は設計中のものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

2014 年 8 月 25 日

真空注型機スイングキャスト

高島 肇 — Filed under: 未分類 @ 8:28 PM

現在の仕事は設計に集中しています。
ず〜っとPCと向き合っていると、他の事もやりたくなってきます。

そのせい、というわけではありませんが、今日は「完全変形ダンガイオー」のツノパーツが足りなくなってしまったため急遽、自分で成形しました。
本来、これは外部の成形屋さんにお願いしているのですが、今の時期はイベントがかぶってしまっているので、業者さんも身動きが取れません。
1種類のパーツぐらいであれば、十分フォローできます。
加えて、ダンガイオーの白色は横浜時代の担当者が編み出した絶妙なレシピになっていますが、これも難なくクリア。
最小ゲッター3で一気にノウハウが溜まったので、こういう難しい部品も自力で作れるようになりました。

140825
で、画像中央の真空注型機「スイングキャスト」の前にちょこんと置いてあるのが今回のツノ用のシリコン型です。
注型自体は手流しで、その後に加圧脱泡機に入れます。
今回、スイングキャストは注型前のレジンの予備脱泡に使っています。これだけでも相当に、注型の成功率が上がります。

画像にはごちゃごちゃと色々写っていますが、注型の作業はこの画像の中だけでほぼ全てやれています。スゴくコンパクトにまとまってますが、十分にプロユースに耐えられるレベルの結果が出せています。やはり何よりもキーはこの注型機ですね。
人間一人で持ち上げられるサイズですが、内部の空間は最大限に利用出来る構造になっているため、スタンダードな構造の他の注型機に較べて1回の注型効率が非常に高い機械です。
最小ゲッター3の成形では非常に貢献してくれました。
ちなみにウチの今後の作品は、これを使っての成形が主力になって行く予定です。

ここのところのあまりの忙しさに、全く紹介する事が出来ませんでしたが、今後はこの機械の話を書こうと思っています。

今週は以上!

by 高島

2014 年 7 月 23 日

完全変形ダンガイオー・ブラックver._140722

高島 肇 — Filed under: 完全変形ダンガイオー,破邪大星ダンガイオー @ 9:41 PM

ついに、ブラックダンガイオーの試作が完成しました!
今回の画像がこのバージョンの初出になります。なかなか渋い仕上がりになりました。
これの成形と組み立ては外部の業者さんにやってもらいましたが、撮影は自分が行っています。
ただでさえ、忙しくて目が回りそう(いや、すでに回っています。)なのに、いざ撮影を行うと情報量が多いもんだから、まあ時間がかかること。
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b_dgio140722b
b_dgio140722c
軽く数カットずつの撮影でしたが、膨大な量になりました。
ちなみに合体シークェンスの撮影はまだです。これは紹介ページの作成時にまた撮ります。大変そうだなー、あーあ。
予約の募集はすぐにも始めたいところですが、上にも書いた通り現在は全く手が空かない状態なので、開始までもうしばらくかかります。
これに先立ち、今度の7月27日に開催されるワンダーフェスティバルの当社ブースにてこの試作品の展示と先行予約の受付を行いたいと思います。
なお、価格は現在予約を受付中の「完全変形ダンガイオー」通常版と同じです。
現物の確認に是非来てください。

また、当日は「最小変形ゲッター3ver.2014」、「完全変形グレンウィングセット」の展示も予定しています。

なお、当社ブースの卓番号は「5-11-14」です。
是非、お越し下さい。

今週は以上!

by 高島

©AIC・EMOTION
※こちらの写真に使用の部品は成形テストのものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

2014 年 7 月 12 日

成形のお話。

またもや久々に更新です。暑くなってきましたねー、皆様お元気でしょうか?
自分は昨日まで、最小変形ゲッター3の成形作業でギュウギュウの状態で、今日になってやっと他の事が出来るようになりました。

レジンの真空注型をやっているところは、もしかしたらどこでも同じかもしれません。数ある部品の中でどうしても上手く成形できない部品が出てきます。ゲートの切り方が甘いんじゃないかとか流すタイミングや圧力が何のかんのと色々と試してみてもどうしても抜けません。
今回のゲッター3でもそういうのが1種類あり、他はそこそこの確率で抜けて来ているんですが、これだけはどうにも抜けません。
この部品だけの補助型を作り、色々実験を繰り返しましたがやはり満足のいく結果は得られません。
で、最後は半ばヤケクソになって逆さの状態で流してみたら、ものの見事に成功しました。
判ってしまえばなんて事も無い原因だったんですが、いやー、想像すら出来なかったですね。良い経験をしました。

この部品の成型法が解決を見たところで、全ての技術的な問題が解決され、全部品が現在ハイペースで成形され、組み上げられているところです。
足りない部品をフォローする補助型も複数稼働しているため、すぐに部品の数も追いつくでしょう。

現在、お待ちいただいている6月お届け分のお客様へは来週半ばくらいから発送を開始の予定です。
もうしばらくお待ちいただけますよう、お願い致します。

さて、久しぶりなのでもう1件。
あと数日でグレンラガンの完製品版の予約受付を終了しますが、これの後に生産を予定しているダンガイオーのブラックバージョンの画像を近日に公開を予定しています。
版権元さんの最終チェックをいただいてからの動きになりますので、もうちょっとかかるかとは思いますが、こちらもどうぞお楽しみに。かなり渋めな感じに仕上がっています。

というわけで、今週は以上!

by 高島

© STUDIO HALFEYE