2017 年 12 月 15 日

「可変エスカフローネ復刻の道!」 171215

高島 肇 — Filed under: 可変エスカフローネ,天空のエスカフローネ @ 4:11 PM

みなさま、お久しぶりです。
いやー、さすが年末ですね、非常にバタバタしております。
ああ、うちは年中こんな調子なんですけどね。
どちらかというと、説明書のデザインをお願いしているデザイナーさんが大変な状態になっているそうで、原稿の上がりの時期が未だ確定していない状況です。

説明書以外の準備はジタバタしながらも割と着々と進んでいます。
パッケージラベルのデザインは自分の担当で、こちらも完成して現在印刷が上がってくるのを待っている状態です。

で、今回はこのラベルの話。
エスカフローネは世界観が中世風なので、ラベルデザインはそれにあった雰囲気にしようと思い、ミュシャ風のアール・ヌーヴォー調に挑戦しました。

もともと自分はミュシャが大好きでどハマりしていた時期がありまして、当時買い漁った図録や資料を押入れから引っ張り出して真似できないか色々と検証。
絵を見て喜んでいるだけとは違い、いざ実践しようとなるとこれがもう、とてもとても・・・。
なんとか雰囲気を近づける程度には持っていくことができました。
こんな感じですね。
esc-rev_pack1

とはいえ、自分としては非常に頑張りましので現物が届いた際にこれも喜んでいただけると嬉しいですね。

今回は以上!

by 高島

©サンライズ
※こちらの写真に使用の画像は開発中のものです。
今後、修正・変更される場合がございます。

2017 年 11 月 28 日

「可変エスカフローネ復刻の道!」 171124

高島 肇 — Filed under: 可変エスカフローネ,天空のエスカフローネ @ 6:32 PM

前々回で書いた肩の宝石ユニットの新しいパーツが出来上がりました。
出力機が手元にあるので、設計からあっという間に部品が造形されますが、この部分はその後の仕上げ作業で磨き込んだ後にクリアー塗装を施したりする手間がかかり、とても時間がかかりました。

esca171123
画像右が旧パーツで、これに奥行き感を持たせるのが新設計の目的です。
まずは旧型を加工して中身が全部詰まっている状態にしてみました。かなり暗くなってしまっています。宝石ほどの透明度がある素材ではないので、肉厚をここまで厚くしてしまうと光が抜けずこういう暗さになってしまいます。
左側が肉厚を上記2パーツの中間ぐらいにしたものです。
暗くなり切らず、奥行きもそれなりに出ているのでこれぐらいがちょうど良い当たりかと判断しました。
これを製品版に採用しようと思います。
また、今回の肉厚の調整に合わせてヒンジ周りも強化を行い、これの強度もアップさせています。

さあ、これからこのパーツを一気に生産して、先行している本体に追いつかせないといけません。
急がなければ〜。

今回は以上!

by 高島

©サンライズ
※こちらの写真に使用の画像は開発中のものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

2017 年 11 月 17 日

「可変エスカフローネ復刻の道!」 171117

高島 肇 — Filed under: 可変エスカフローネ,天空のエスカフローネ @ 4:38 PM

ただでさえバタバタしているところに、どういうわけか外出しなければいけない用件が今月は集中しており、作業時間の確保に苦労しています。
こういうところは1人で加工作業をやっている辛さですね。

さて、今回もエスカフローネの方のレポートです。
肩の宝石(エナジスト)パーツの新しい原型は出力・研磨及び新しい型の製作作業が完了し、これからテスト成形にはいるところです。
比較検討するのにもうちょっと時間がかかるため、こっちのレポートはまた次回に行います。

今回はマントの話にします。
以前に試作を何度かレポートしましたので、ご存知の方もいるかと思いますが、今度の「エスカフローネ・リバイバル」ではマントの中に金属線を封入して、形状の変化と固定を両立した作りになっています。
試作製作は成功していますが、試作モデルでは金属線の封入・裁断及びマントの端の飾りパーツの取り付けを行うのにとても時間がかかりました。

この一連の作業を効率よくやれるようにするための治具、というか特製のアイロン台を自作しました。
密着時に金属線を定位置にセットしやすくするためのミゾを作ることにしました。
金属線の厚みはミゾに逃げるので布同士の密着度を上げる効果もあります。

esca171105b
これが製作時の画像ね。
糸ノコでミゾの形を切り抜いた薄い板をベースの板に木工ボンドで接着、クランプで固定してまる一晩放置。
esca171113a
出来上がった状態です。
各ミゾの末端に頭を切ったネジ釘が打ち込まれています。
金属線はこれに巻きつけて固定します。

上に書いた手順をこのアイロン台の上で行います。
esca171113b
これが密着完了時の状態。

これから今度はマントと帯の形に切り抜きます。
これも専用の切断ガイドの治具を作りました。
全部、見せちゃうのもなんなので、これの画像は省略。
esca171113c
これが仕上がった製品版仕様のマント第1号です。
構造は同じなので、見た目は前回と変わりませんが、作業時間は半分になりました。
とはいえ、一連の作業を完了するのに3時間ほどかかってしまっています。
まだかなり要領が悪くモタモタしてますので、もっと手早くやれるようにする必要があります。
これは自分の作業の熟練が必要になります。
何枚も作らないといけない、ということでなかなかね・・・大変です。

今回は以上!

by 高島

©サンライズ
※こちらの写真に使用の画像は開発中のものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

2017 年 11 月 10 日

「可変エスカフローネ復刻の道!」 171110

高島 肇 — Filed under: 可変エスカフローネ,天空のエスカフローネ @ 5:33 PM

1週、開いてのレポートです。
いやー、どうにもバタバタしており、なかなか当ブログの原稿を書くタイミングが見つかりませんでした。

現在はエスカフローネの型の製作もようやく終わり、間も無く本番の成形・組み立てが始まるところです。

成形開始の前にやる大仕事の一つに各部品の成形色のための材料に入れる顔料の調色があります。
手元にある赤・青・黄色・黒などの基本色を混ぜて目標の色にするための比率を模索していきます。
特にレシピなどはありませんので、全て自力で各比率を見つけなければいけません。

esca171105a
で、画像のこれがエスカフローネの各部の色を作る際に作ったサンプルチップです。
材料のレジンは硬化時に白くなるものなので、A・B液を混ぜて硬化させて初めて色の付き具合が確認できます。
だいたい1色につき完成まで10通り、多いときは17通りぐらいの配合実験を行いました。
なんか箱一杯のクッキーみたいなことになってますが、これだ!という色に持って行くまでこれぐらいの量の試行錯誤が必要になります。

これらの中でベストと思われる色での成形テスト部品が組み上がりました。
各パーツの色合いは良い感じなのですが、肩の宝石(エナジスト)パーツの光の抜け方が気になります。
うーん、綺麗は綺麗なんですが、なんか違うんですよねー。
通常、クリアパーツは裏側をシルバーカラーで塗り、ムラなく光が反射して見えるようにするため肉厚を均一にしています。
今回もそのセオリーに従いました。
ただ、エスカフローネのこの部分は宝石のイメージなのでは光は反射せず、抜けてくるブロック感が正しいのではないかと今、気がついたわけです。

我が社創業時の第1号作品を20年後の現在ならではの技術で美しく造形する!というのが今回のテーマの一つになっていまして、ここは妥協することなくもう一つこだわってみたいと思います。
これは部分的な作業なので、全体の成形・組み立てを追いかける形で進めますので、今のところはスケジュールには影響しない予定です。

早速、新構造のCAD部品を設計しました。
もともと別のパーツが内部に潜り込んでくるため中空にしましたが、出来るだけ中空部分が少なくなるように各部のクリアランスを調整して、宝石内部を肉を増やしていきました。

これを3Dプリンター「Form2」で出力。
esca171110a
画像は出力したてのところです。ぶら下がってますねー。
esca171110b
これが造形ベースから外した、まだサポートがついている状態です。

光の抜け具合は、これから磨きをかけて型取り、クリアレジンで成形してみるまではわかりません。
狙い通りに行くと良いのですが。

結果は次回にて報告します。

今回は以上!

by 高島

©サンライズ
※こちらの写真に使用の画像は開発中のものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

2017 年 10 月 20 日

「可変エスカフローネ復刻の道!」 171020

高島 肇 — Filed under: 可変エスカフローネ,天空のエスカフローネ @ 3:21 PM

長くかかりましたが、やっとエスカフローネ原型の仕上げ研磨作業が終了しました。

最終的にはほぼ全パーツに手を入れており、新規に作ったパーツは8割程です。
もう、ほとんど新作ですねー。
表面の仕上げも今回はツヤがある状態に変更、色分けも現在のパーツ分割方式になっています。
現時点ではまだ色が付き、組み上がった状態では自分も目にしていないので、これからの着色サンプルが組み上がるのが楽しみです。
今までやったことのない実験的な部品の製造法も、今回色々と取り入れており、マントもその一つです。
esca160715c
前回の試作で製法が有効なのは確認できましたので、これから本番用の専用アイロン台を製作します。これについては次回ぐらいで報告する予定です。

ただ、生産については版権元さんの監修を経た後となり、来月からとなる予定です。
誠に申し訳ありませんが、現在お待ちいただいているお客様へのお届けはもう1月伸びた11月となる予定です。
何卒、今しばらくご辛抱ください。
なお、お届けの予定の詳細はこちらでご覧いただけます。

着色版の画像も出来上がり次第、公開致します。
自分が手がけた中でも屈指の美しい仕上がりになると思います。楽しみにお待ちください。

今回は以上!

by 高島

©サンライズ
※こちらの写真に使用の画像は開発中のものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

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