2009 年 12 月 17 日

近況報告 091217

久しぶりのヒミケンです。
今回からヒミケンも自分で更新しています。
さて、上手くいきますか?

いまのところ、新しい仕事の方もかなりペースが上がって来ています。
ウチ独自の仕事ではないので、内容の公表は当分できないのが歯がゆいですね。
とりあえず、がんばってます、ということで。

今後の製品は外部の業者さんにお願いすることになっています。
いまの作品の色合いや表面の仕上がりには色々とノウハウが詰まってます(シュロウガ・サイバスターなんかはその最たるもんです。)から、その辺を是非再現してもらいたいと思ってます。

今週は以上!

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©SRWOG PROJECT

by 高島

2009 年 11 月 27 日

完全変形シュロウガ 091127

『完全変形シュロウガ』のお申し込み枠も残り少なくなってきたようです

予約枠が埋まっちゃう前にシュロウガの話をできるだけ書こうと思っていたんですが・・・
えー、すいません、先週は会社の倉庫の整理で掛かりっきりで、原稿を書く余裕がありませんでした。
雨の中で強行したもんで、風邪まで引きました。

その辺の話はコラムでも書きましたが、なんで悪天候にも関わらず、倉庫整理を強行したのかというと、この日の前日にトラックをレンタカーで予約してまして、「当日のキャンセルはお金をとられちゃうよ」と、このレンタカー屋のサイトに書いてあったからです。

で、後日談なんですが、このトラックを返しに行って手続きを待っている間に、お店のお姉さんに「これこれこういうワケで、今日は雨なのにがんばってレンタカー借りちゃったんですよー、ハッハッハッ!」と話したところ、

「えー!? そういうときはキャンセルは受付ますのにー? 別の日にできますから、次はおっしゃってくださいねー」

ナヌー! じゃ、この雨の日に引っ越したのは頑張り損ですかー!? 先にって言ったって、キャンセルはダメって書いてあったじゃないのー! オマケに数日経ってからは、さらに風邪まで引いちゃったんですけどね。

あー、まだダメージが抜けてない。
全然関係ない話を書いちゃった。

そうだそうだ、シュロウガの話をしなきゃ。
今日は脚部の話にしましょう。

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設定画を見ると、どうやらシュロウガの黒鳥形態時には逆方向に正座をしている形で脚がたたまれているようです。
さらにスネ裏表は逆になっており、そこから先の足首はさらにまた正方向に向いており・・・、あーもう、ややこしい!
見た目以上に脚部の設定はややこしいのです。

普通に逆正座の形をとると厚みが増してシルエットに影響が出ますので、腿の真下につくのではなく、ヒザ関節の根元が割れて外向きに展開することで、たたんだ状態でのスネを腿の真下ではなく、横に持って行くようにしました。
スネの付き位置次第で雰囲気はガラリと変わります。

t091127b t091127c

さらに足首は両側面をスネのパーツが挟んでいるため、回転することができません。
この問題を解決するために、スネカバーがスライドして足首と干渉しないところまで移動したあとに足首が回り、その後にまたスネカバーがスライドして戻る構造にしました。

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あーどんどん、スネフレームの動きが複雑になっていきます。

これだけ複雑な動きをするとなると、同じ数だけネジを打ち込む必要が出てきます。
今回はサイバスター同様、カバーパーツを使ってできるだけネジを目立たなくするのがテーマなので、これを組み込む必要も発生します。

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さらに条件が増えて、収拾がつかなくなってしまいそうでしたが、調整を行ないながらなんとかしのぎました。
完成後の外観からは想像もつかないような激闘が行なわれているんです。
ホント。

というわけで、2週間ぶりなんでがんばってみました!

今週は以上!

by 高島

©SRWOG PROJECT

2009 年 11 月 5 日

完全変形シュロウガ 091105

前回の話の続き。
腹部中央の両側にある突起の話でしたね。
ここがねー、地味なパーツなんですが、わりと苦労した場所なんです。

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腹部の中央部は黒鳥形態での首の部分になります。
それに関してはデザイン画で一目瞭然なんですが、問題はこの首がグイーンッと思いっきり伸びなければいけないということ。
前回でも書いたとおり、首本体はお尻の方まで畳み込んで収納すれば何とかなりますが、上に書いた首ユニットの両側にある突起が面倒なことになります。

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この突起は鳥首の後部ユニットの先端近辺にあります。
畳み込むとお尻の側に行っちゃって、見えなくなってしまうのです。
黒神形態時では首は短くなっているので、突起の位置も基本的に変わらず胸中央の横にあります。

さあ、どうしたもんか・・・?

移動方法とかを色々と検討しました。
ただ、その際には移動のためのレールやアームが露出してしまい、どうにも見た目が良くありません。
結構長い時間悩み抜いた結果、まったく同じ形状のパーツが形態に合わせて出たり入ったりする方法を思いつきました。

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黒鳥形態のときは本体と一体になっている突起が現れますので、根元側にあるダミー突起は引っ込みます。

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黒神形態のときは逆に、本体側突起は腰パーツで隠れて見えなくなりますから、このときはダミーの方を引っ張り出します。

必用なときに必用な場所に必用な部品が現れれば、移動したのと同じ効果が出ます。
手品の瞬間移動と同じ理屈ですね。

t091105g

もうひとつ、ウェストパーツも難しいところでした。
黒鳥形態ではまるまる消えてなくなっているのでどこかしらに移動/収納をさせる必要があります。

え? はずしちゃえば楽でいい?
・・・ダーー! なに言ってんの!
知恵を絞って、苦労してテーマを克服するからこそ面白いんじゃないの!

楽して得られた効果は、それに見合う価値しか得られません。
そういうのは自分の流儀じゃないですね。

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さて、そのウェストですが、上に行くか、下に行くか、はたまたバラバラに分解して分けて収納するか? 等と色々と考えました。
結果、一番キャパが期待できる胸に収納する事にしましたが、前回で書いたように、胸の前半分は黒鳥形態時にはシルエットを良く見せるために傾斜させなければいけません。
ということはその分、ウェストパーツをしまうキャパが狭くなってしまうということ。
狭くなってしまうのでは仕方がない、ということで、今度は背中ごとウェストが斜め上にスライドする機構にしました。

なかなかウェスト周りは地味なんで、気が付きにくいかもしれませんが、トンデモギミックが入っていて、面白いところだと自分は思います。
お手元に持っている方は是非この辺をいじってみて欲しいところです。

というわけで、今週は以上!

by 高島

©SRWOG PROJECT

2009 年 10 月 29 日

完全変形シュロウガ 091029

今日も『完全変形シュロウガ』の話にしましょう。

変形の話。

もともとのシュロウガのデザイン設定は大張正己氏によるものですが、自分がいただいた設定画はそれほど多くはなく、特に黒鳥形態に至っては2カットだけだったと記憶しています。

それぞれのカットは思いっきりパースの効いた、大張さん! という感じのものです。

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この絵の雰囲気に近づけるために部品を配置していきました。
これによって各ユニットの動きもある程度決まってくるので、手を抜けません。
なかなか骨の折れる作業でした。

飛行形態である黒鳥形態のシルエットは、機首を頂点にして尾翼と下面にあるモジュールで構成される、くさび形のシルエット幅が狭くなればなるほど、スパルタンな雰囲気になってかっこいいです。

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上の部品配置に加えて、この考えに基づいて部品構成をしなければいけません。

これに合わせたギミックなども考えました。

例えば胸部分は、黒鳥形態では前方に傾斜するようになっています。
人型形態である黒神形態時の位置のままだと、先に書いたくさび形から胸先端部が突出することになります。

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ここが、傾けることによって胸先端部がシルエットの線上に収まります。

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これだけでもかなり全体の印象が変わってきます。

下面の脚部も同じ理屈で、スネが腿に食い込むような位置関係になっています。

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腿部分が割れる仕掛けはこういう意味もあるのです。

機首のシルエットに対しての役割もとても重要です。
くさび形は先端が長くなればなるほど、角度は狭くなります。
この理由で、機首はできるだけ長く伸びるような仕掛けを考えました。

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収納時は、横から見て胸のあたりから尻まで行って折れ曲がり、また、ヘソの辺りに戻ってきて腰の前垂れ/機首につながる構造になっています。
胸両脇にある突起のヘンテコなギミックは、この長さに関する考えで関係があります。

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さて、なぜでしょうか?

これは皆さんご自身で、本体をよく見て考えてみてください。

・・・ふー、今日はこの辺にしといたほうが良いでしょう。

というわけで、今週は以上!

by 高島

©SRWOG PROJECT

2009 年 10 月 22 日

完全変形シュロウガ 091022

久しぶりにヒミケン、ふっかぁーつ!

しばらくお休みをとっていたおかげで、すっかり元気になりました。
書き物の仕事の方もね、わりとエネルギーを喰うんで、こないだまではさすがにヒミケンの方まではこなせませんでしたが、今週からは大丈夫!
なにしろ昨日は大量に肉を食べましたからねー(意味不明)!

さて、「完全変形シュロウガ」もやっと、予約を入れていただいたお客様のお手元に届きだしましたので、これの話題で行きたいと思います。

今回のシュロウガのテーマは「美観」です。

この辺はサイバスターと同じですね。
シュロウガはメカニックというよりもダークヒーロー的なイメージが感じられるので、極力、カバーパーツなどを使ってネジが見えない設計にしました。

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このネジが見えないというのも善し悪しで、パーツが複雑になったり、メンテがめんどくさくなったりというのもあるんですが、とにかく今回は美観が最優先事項なのでカバーパーツはガンガン入れました。

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あと、シュロウガの特徴である全身のクリスタルパーツ、ここの部分のクリアーパーツ化も絶対必要でした。

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クリアーパーツというのはきれいに透けさせるのがなかなか難しく、設計時、はたしてこれで本当にきれいに透けるのかと不安でしたが、最終的にはニシが効果的な方法を見つけてくれ、非常に良い結果となりました。

おっと、久しぶりなんで、無理せず今日はこのへんにしましょう。
まだまだ元気なんですがね。
なにしろ昨日は肉、食いましたから(それはもういいって)。

というわけで、今週は以上!

by 高島

©SRWOG PROJECT

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© STUDIO HALFEYE