2015 年 1 月 26 日

完全変形ゲッターロボ・リニューアルver._ 150123

今回はまた「完全変形ゲッターロボ」に話を戻します。
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旧タイプの生産が一通り一段落した頃・・・2003年頃でしょうか、リニューアルバージョンを出そう、と考えました。
理由は色々とあるのですが、原作版のズングリした体型を再現したくなったのと、初期版を作っていた際には再現出来なかった点に再挑戦してみたかったためです。
また、初期版の組み立てで、色々と組み立てスタッフに負担が大きい構造をしていたため、この点をぜひとも解決したい、と思っていました。
当初はチョコチョコ〜っと加工すれば済むと思っていたのですが、当然そんな事にはならず、思いっきり大掛かりな作業になってしまいました。
このヒミケンの記事も当時のものが残っていますので、見てみても面白いかもしれません。
作業自体はその際に書いていますので、次回以降ではコンセプトの話中心でいきたいと思います。

今週は以上!

by 高島

©永井豪・石川賢/ダイナミック企画
※こちらの写真に使用の画像は原型のものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

2014 年 12 月 27 日

完全変形ゲッターロボ・リニューアルver. 141227

今日は「完全変形ゲッターロボ」のCADで作りなおした部品の出力部品を組み立てて、それの画像を載せるつもりだったのですが、3Dプリンターの出力業者さんからはいまだ届きません。
前回のゲッター2より圧倒的に部品数は全然少ないんですけどね、どうしたのかな?
最小変形のものより圧倒的にサイズが大きいんで、そのせいかもしれません。

というわけで、今回はまた原型製作の話。
丁度、今はスネカバーを3Dプリンターで作っているのでそこの話にしましょう。
以前書いた各形態の特徴になっているパーツで、ゲッター3としては腕の蛇腹がこれにあたります。
このユニットは重要なため、サイズは可能な限り大きくする必要があり、おのずと収容する場所もスネ内部とかなり早めに決まっていました。
当初のイメージではスネカバーがゲッター1の時だけかぶる、というものでしたので、現在進めている「最小変形」のデザインのコンセプトはこの時のものに近いですね。
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で、スネの内部に蛇腹を入れるには断面がキッチリと輪になっているカバーを作らないといけません。
当時は今のようなCADなんてものは無く、数値を入れればヒョイッと形が出る便利な道具はありませんでした。
今は使わなくなって、倉庫で眠っている旋盤も当時はまだ入手出来ておらず、言ってみれば「夢の工具」でした。
まあ平たく言うと、当時は曲面を描く部品は角材をガリガリ、ヤスリで削って作っていたわけで、上で書いたような正確なパイプ状の部品を手作業で作るのはさすがに無理でした。
で、色々と材料を探して見つけたのが、近所のホームセンターで売っていた塩ビ製の水道管です。
これを適当なサイズで切り出した後にレジンでリキャストしてこれを加工して原型を作って行きました。
先日、原型を調べた際に表面の塗膜を剥がしてみたところ、素材のレジンの色は今ではほとんど見る事のないベージュ色でした。懐かしいですね。
当時このレジンを作っていたメーカーは今もあるのか無いのか…。

ちなみに今回CADで作り出す際も、塩ビ製水道管の規格を調べてサイズの参考にしました。
早く上がって来た出力部品を組み立てて、旧パーツとの合を確かめたいところです。

今週は以上!

※当ヒミケンページも今回で今年最後のものとなります。来年もどうぞ、よろしくお願い致します。

by 高島

©永井豪・石川賢/ダイナミック企画
※こちらの写真に使用の画像は原型のものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

2014 年 12 月 19 日

完全変形ゲッターロボ・リニューアルver. 141219

「最小変形ゲッター2ver.2014」の紹介ページが完成して一山超えたので、「完全変形ゲッターロボ」に話を戻します

これまでは思い出話を書いてきましたが、今回は現在の作業の話。
先日、原型をチェックしたところ、ゲッタ−1スネカバーの部品で足りないものがあるのを発見。
どうも数年前の引っ越しの時のドサクサで無くしてしまったようです。
さっそく、この原型部品と同じ形の部品を新規にCADを使って作りなおします。他の部品との兼ね合いもあるので、スネカバーのユニット丸ごとを作りなおす必要があります。
各部品を採寸して、CADソフト内で部品を製作する、という作業を繰り返します。まあー、この作業の進みが早いこと。
数時間でアッという間に出来上がってしまいました。
形状が最初から決まっていたというのもありますが、やはり最大の要因はデジタルの強みでしょうねー。
PCGR141219
実際、当時はこれを作るのに3日ぐらいかけていたはずです。
あとは3Dプリンターの出力品を組んで、仕上げるのみです。

今週は以上!

by 高島

©永井豪・石川賢/ダイナミック企画
※こちらの写真に使用の画像は設計中のものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

2014 年 12 月 5 日

完全変形ゲッターロボ・リニューアルver. 141205

現在、「最小変形ゲッター2ver.2014」は業者さんから3Dプリンターによる出力部品が届き、組み立ての真っ最中です。
組み上がって許可をいただき次第、画像をアップします。

さて、今日はまた「完全変形ゲッターロボ」で、カラーレジンの話です。
「完全変形ゲッターロボ」の成形を開始したのは2000年で、もう15年近く前になります。

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当時のガレージキットはムク(下地の成形色)の部品に塗装を施して組むのが、標準でした。
ただ、ウチの作品の性質上、可動で部品がこすれるのは避けられず、これにより塗膜がはがれてしまうのも避けられませんでした。
そこで成形色による部品の色表現に踏み切ったわけです。
今ではそれほど珍しくもありませんが、当時はレジンに色を付けるなんて作業はほとんどどこもやっておらず、どこもノウハウが無かったため、成形を依頼した業者さんは非常に苦労してました。
とはいえ、塗膜はがれの心配はしなくて済むようになったので、成形方法としてはこれが1つの答えだと思っています。

また、この「完全変形ゲッターロボ」で初めて組み上がった完成品の状態での販売も始めましたが、組み立てる際の作業工程を軽減する効果もかなりあります。
全部品に塗装を施すなんて事になっていれば、それこそ大変なことになっていたでしょう。

その後、業者さんを変えたり他のキャラクターをこなしたりし、最終的には自社で成形を始めましたが、丁度その時のタイトルは「完全変形ゲッターロボ」の「リニューアル・バージョン」でした。ウチの仕事の節目には必ずゲッターロボが関わっているのだなー、とつくづく感じます。

この時に使われていた素材はH&k社の「#3012」ですが、これよりウチの作品の性質にマッチしたレジンにはいまだにお目にかかったことがありません。
1昨年より生産を再開しましたが、現在の諸条件によりこの「#3012」は使用できませんでしたが、H&k社の協力により、来年2015年から新しくウチでも使える改良型の「#3012」を提供してもらうことになりました。素晴らしいです。

この素材は今度のゲッターロボの復刻版よりこれを使用する予定で、現在開発中の「ゲッター2ver.2014」もこれを前提とした設計になっています。

来年はこの新型レジンの投入により、また新しいノウハウが発生するかもしれません。楽しみですね。

今週は以上!

by 高島

©永井豪・石川賢/ダイナミック企画
※こちらの写真に使用の画像は原型のものです。
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2014 年 11 月 21 日

完全変形ゲッターロボ・リニューアルver. 141121

本日は再び完全変形ゲッターロボの話。
前回は「置き換え」について書きました。
デザインが大きく変化するものは、2種類作って入れ替えてしまおう、という話でしたね。これは、コラムの方で書いた十徳ナイフ的なギミックと言えるかもしれません。

さて、とは言え何でもかんでもこの「置き換え」で出したり入れたり出来るわけではないので、その場合は正攻法の変形となります。
効率よく空間を使うために、表面積が近い2つのユニットを兼用させるような変形方法を幾つか行っています。
一番象徴的なユニットはゲッター1の腕になるジャガー号の胴体後ろ側でしょうか。
腕ユニットを2つに割ってその断面部分をジャガー側として使用します。裏返りギミックですね。
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問題なのはジャガーの場合とゲッター1腕の場合の色の違いです。
これは断面部分にジャガーに相当する別色パーツをはめ込む事で、両面で違う色を再現しました。このパーツは関節部分も兼ねています。
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このひっくり返して別の面を表現する、というような動きは昨年設計した「大完全変形ギガドリル」に受け継がれています。

実はこれらも発想のルーツがありまして、子供の頃遊んだ民芸品の、木製のパズルで裏表に絵が描いてあり、開き方でその絵が見れたり見れなかったりと、そんなのが元になっています。
実際にはこのパズルの原理から行くともっと複雑な機構になるのですが、それは今後の設計で使って行くかもしれません。ん〜、奥が深いです。

今週は以上!

by 高島

©永井豪・石川賢/ダイナミック企画
※こちらの写真に使用の画像は原型のものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

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© STUDIO HALFEYE