2017 年 11 月 10 日

「可変エスカフローネ復刻の道!」 171110

高島 肇 — Filed under: 可変エスカフローネ,天空のエスカフローネ @ 5:33 PM

1週、開いてのレポートです。
いやー、どうにもバタバタしており、なかなか当ブログの原稿を書くタイミングが見つかりませんでした。

現在はエスカフローネの型の製作もようやく終わり、間も無く本番の成形・組み立てが始まるところです。

成形開始の前にやる大仕事の一つに各部品の成形色のための材料に入れる顔料の調色があります。
手元にある赤・青・黄色・黒などの基本色を混ぜて目標の色にするための比率を模索していきます。
特にレシピなどはありませんので、全て自力で各比率を見つけなければいけません。

esca171105a
で、画像のこれがエスカフローネの各部の色を作る際に作ったサンプルチップです。
材料のレジンは硬化時に白くなるものなので、A・B液を混ぜて硬化させて初めて色の付き具合が確認できます。
だいたい1色につき完成まで10通り、多いときは17通りぐらいの配合実験を行いました。
なんか箱一杯のクッキーみたいなことになってますが、これだ!という色に持って行くまでこれぐらいの量の試行錯誤が必要になります。

これらの中でベストと思われる色での成形テスト部品が組み上がりました。
各パーツの色合いは良い感じなのですが、肩の宝石(エナジスト)パーツの光の抜け方が気になります。
うーん、綺麗は綺麗なんですが、なんか違うんですよねー。
通常、クリアパーツは裏側をシルバーカラーで塗り、ムラなく光が反射して見えるようにするため肉厚を均一にしています。
今回もそのセオリーに従いました。
ただ、エスカフローネのこの部分は宝石のイメージなのでは光は反射せず、抜けてくるブロック感が正しいのではないかと今、気がついたわけです。

我が社創業時の第1号作品を20年後の現在ならではの技術で美しく造形する!というのが今回のテーマの一つになっていまして、ここは妥協することなくもう一つこだわってみたいと思います。
これは部分的な作業なので、全体の成形・組み立てを追いかける形で進めますので、今のところはスケジュールには影響しない予定です。

早速、新構造のCAD部品を設計しました。
もともと別のパーツが内部に潜り込んでくるため中空にしましたが、出来るだけ中空部分が少なくなるように各部のクリアランスを調整して、宝石内部を肉を増やしていきました。

これを3Dプリンター「Form2」で出力。
esca171110a
画像は出力したてのところです。ぶら下がってますねー。
esca171110b
これが造形ベースから外した、まだサポートがついている状態です。

光の抜け具合は、これから磨きをかけて型取り、クリアレジンで成形してみるまではわかりません。
狙い通りに行くと良いのですが。

結果は次回にて報告します。

今回は以上!

by 高島

©サンライズ
※こちらの写真に使用の画像は開発中のものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

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