2017 年 9 月 12 日

大完全変形超銀河グレンラガン 170907

前回はスジ彫りディテールを入れて、スネと足首のモデリングを一通り終わらせました。

腿周辺と合わせて全体の仕上がりを見て見たところ・・・う〜ん、なんか違うなー。
hg_grlg _170831a1
hg_grlg _170831a2
正面で見ると腿とつながるあたりのラインが広すぎます。
足首のバランスもまだ幅がありすぎる感じ。
全体の印象として絞るところと広がるところのメリハリがまだ足りないですね。
また、スネの側面はエッジを立てていましたが、改めて設定画を見てみると、ここも違うような・・・。
カーブになっているところにスジ彫が入っているのが正解では?
時間が経つと、最初の時とだいぶ見方が変わって来てしまいますが、最新のものがベストと考えるようにしています。

スネの断面の形は何度もやり直して随分時間をかけて作って来たため非常に惜しいのですが、やはり気に入らないものは気に入らないのでボツ!
あー、もう何度目だろ、こういうの。いつになったら最初っから正解のラインや面をピシーッと出せるようになるのでしょうか?嘆かわしいです。

さあ、気を取り直して作業再開です。
スネの元の形状だけ変更して、工作の履歴の最深部に潜って、ソリッドだけを入れ替えればいいので、思っているほどは時間は取られないでしょう。

またスネの各断面の作図からやり直しです。
今回はスネの最上部の断面から作図。腿とのバランスを見ながら、後部フクラハギとの接続位置を意識して幅を変更。
hg_grlg _170831b1
これをNURBS曲線化。これを基礎材料として各断面の形を作ります。特定のNURBSを基礎とするのは、各断面の頂点数を一致させるのが目的です。
2D画像でそれぞれ描いた場合、2D時点で頂点数は同じでもNURBS化する際にソフトの勝手な判断で頂点数が変えられてしまう場合があり、非常に厄介です。
頂点数がバラバラの状態でソリッド化すると、各頂点がぐちゃぐちゃなつながり方をして、それはもう大変なものが出来上がります。
各断面は同一のNURBS曲線の形をいじって、形を変えて作ってしまった方が無難です。

まずはスネ中間部の断面(上から順に見てCと呼びます)。まず最初に作った最上部の断面Aをコピーして、断面Cの所定の位置に移動させ、正面と側面のシルエットのガイドラインにサイズを調整。
hg_grlg _170831b2
その後、各頂点を移動させて、下の図の形に形状を変えます。
色も見分けやすいように最上段とは違うグリーンに変更。

スネ中間部断面のNURBS曲線ができたので、今度はこれと最初に作った最上部の断面Aとの中間の断面Bを作ります。
最上部の断面A、中間部断面Cを重ねて見て、各頂点を繋いだガイド線を描きます。
hg_grlg _170831b5
次に基礎断面Aをペースト、所定の高さに移動させ正面と側面のシルエットのガイドラインに合わせてサイズを調整。
次に、ソリッド化の際に断面Aから断面Cに表面ラインが綺麗につながるようにするため、断面Bの頂点をこのガイド線の近いところに位置するように調整します。断面AとCの間に位置するものなので、ガイド線中心に近い方が良いでしょう。
線の色はブルーに変更。
hg_grlg _170831c3

スネ下半分の要領も同じです。最下段断面Dを作った後に、これと断面Cを元に断面Eを作ります。
出来上がった各断面です。右側が旧断面。新しい断面は形状の要素が一つにまとまっているので、だいぶスッキリしています。
hg_grlg _170831f

新断面をソリッド化します。これをスネパーツの履歴最深部に潜り、旧ソリッドと入れ替えます。
hg_grlg _170831g
スネパーツ脇のエッジが立っていた部分は今回はスジ彫りで表現するので、2Dでスジの形状を側面方向で描き奥行きを与えます。
hg_grlg _170831i
先ほど作った新スネソリッドでシェルを作って、筋彫り用ソリッドを作ります。工程は前回ディテール彫りと同じ要領です。
hg_grlg _170831k
hg_grlg _170831k2
筋彫り用ソリッドをスネの削り込み履歴に潜って、ちょうど良さそうな階層に置いてきます。
hg_grlg _170831k3
前回のディテール彫り等の履歴も新しいスネソリッドをに入れ替えて変更。
これで新スネパーツが完成しました。

足首も同じ要領で新断面を作り直して、新しくします。

完成したものを旧パーツと並べて比較してみましょう。左側が新パーツです。
hg_grlg _170831o
hg_grlg _170831p
hg_grlg _170831q
各位置のシルエットのメリハリが出ています。足首のボリュームもスッキリしています。

・・・やっと納得いきました。合格です。ただ、今後も何かの理由で作り直しが発生するかもしれません。
その時には、今回の工程の労力は惜しまずに潔くやり直したいですね

今回は以上!

by 高島

(C);GAINAX・中島かずき/アニプレックス・KONAMI・テレビ東京・電通

© STUDIO HALFEYE