2017 年 5 月 12 日

「可変エスカフローネ復刻の道!」 170512

高島 肇 — Filed under: 可変エスカフローネ,天空のエスカフローネ @ 3:09 PM

えー、今回は悔しい報告になります。
ここしばらく続いていた翼の磨きが終了し早速、型の製作に入りました。
何しろ待ちに待った新しいアイディアによる成形方ですからね、これが成功するとうちの新しい領域がまた広がるゾ!てな感じで盛り上がっていたわけです、ハイ。
通常の型の製作法と同じ、粘土に埋め込んで上からシリコンをかける作業です。
翼は面積が大きいため、1日がかりの作業になりました。
esca170505
これはその途中の画像ね。根気よく粘土で型の分割面を作っていきます。
時間はかかりましたが、特にいつも通りと同じく問題が起きることもなく枠で囲んだ後、これにシリコンを流して硬化を待ちます。

で、翌日固まったシリコン型を裏返し、粘土を剥がします。これにまたシリコンをかけて完成、というのがいつもの流れなのですがここで問題発生。
粘土を剥がして見たところ、原型の部品がシリコン型からベロっと浮き上がっています。
本来、型作りの際には部品はシリコン型から外さずに粘土のみを取り除くのが大前提ですが、面積の広い薄物の部品は真空脱泡の影響で浮き上がりやすく、ややありがちな現象です。
この場合は型に部品をはめ込み直して密着固定すればなんとかなります。

ところが!
今回はこの原型の部品がシリコン型に全くはまりません。
明らかにシリコン型のくぼみと部品の形状が合わず、はめ込む以前の問題です。
ここのところ気温が上がってきたので、温度変化で原型部品かシリコン型の変形が起こったのかもしれません。
翼と組み合わせる別部品で確認を行い、原型部品の変形は無いようです。
・・・とするとシリコンかー。
まさかこんなことになるとは思ってもいなかったので、硬化後のシリコンの液面がどうなっていたかとか、全然注意して見ていなかったんですよねー。
部品面の方の表面のディテールなんかは綺麗に出ています。
ただ、翼の膨らみのカーブの窪みは見た目にも浅い感じがします。

結局、シリコンが怪しいというところまで行きましたが、原因はわからないので、もう1回トライしてみます。
比較するため、変更条件も少なくして行います。
そうですねー、今回は室温ができるだけ変わらない場所に長時間置くのと、型埋めの際に絶対部品に力がかからないようにします。
これでどうなりますか。

さて、これだけだと先週の作業は全く進展しなくて悔しいので、夜間に時間をねじ込み、腕パーツのCADによる新造作業も進めました。
前回、旧部品からサンプリングした画像を元に、CADで作り直しました。
これも結構手間が掛かりましたが、なんとか完成。
なんだかわからない原因で丸1日分の作業がダメになっちゃうのに比べると、CADソフトのワガママなんて可愛いもんです。

手首リングにはめ込む別色パーツ以外は旧パーツとほぼ同じサイズと構造になっています。展開するとこんな感じですね。
esca170511

と、今回は2週間がかりのレポートでした。
次回は型はうまく行きますかね?結果報告いたしますので、お楽しみに。

今回は以上!

by 高島

©サンライズ
※こちらの写真に使用の画像は開発中のものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

© STUDIO HALFEYE