2017 年 4 月 6 日

「可変エスカフローネ復刻の道!」 170406

高島 肇 — Filed under: 可変エスカフローネ,天空のエスカフローネ @ 2:47 PM

今週はエスカフローネ竜の翼のパートの作業に入りました。

旧作はお客さんに塗装を行っていただく仕様だったので、部品は色のことは気にせず一体成形でできました。
今回の新バージョンは着色のことも考慮しなければいけない現在の仕様なので、ちょっと厄介です。

翼のカラーリングから説明しましょう。
esca_dr_suf01
翼上面は本体の白色で、裏面は翼の骨部分を除いた膜状の部分のみ赤色になっています。
旧作のようなキット仕様の場合は、翼の骨部分をマスキングして裏面膜部分にエアブラシで塗装を行うのが通常のやり方です。
部品構成は一体成形で簡単なのですが、塗装で非常に手間がかかるのが難点です。

現在は、こういった大きな部品で色が違う場合は各部品に分けて部品を成形して組み立てる方法をとっています。
ただこの翼の場合は、膜部分のみ色が違います。
元々厚みが薄いデザインのため、これを上面・下面に分けて成形するとさらに薄くなってしまい、成形は非常に無理があります。

これについてはかなり長い期間、頭を悩ませました。
薄いパーツである以上、塗装の塗膜より厚みが出る部品分割は現実的ではありません。
2色の色を、部品を分けずに成形する方法はないものか?
最終的には塗膜を1種の部品として考える成形方法を考案しました。
翼の膜同様、周囲との色分けをできるように成形時に細工を施してあります。
具体的な方法については省きますが、これでうまく行けるようであれば、旧作に近い効率の良い部品構成にできます。
いきなり本番というわけにはいかないので、廃棄待ちの古い部品の型で実験を行いました。
ちょうどエスカフローネ肩のエナジスト部分の型が残っていたのでこれで試しました。
エナジスト表面を翼の膜と同じく成形前に塗膜を作って、型に白色のレジンを流しました。
表面と裏面はこのようになりました。
esca170406a
esca170406b
あとから塗装したような仕上がりになっていますが、上にも書いたように型から外した時点でこのように成形されています。
裏面で赤色がやや透けていますが、翼の膜はこれよりも厚みがあるので心配ないでしょう。

とりあえず、実験は成功!新成形法は有効ですね。
原型も簡単な構成になるので助かります。
次回はこれに合わせて原型を改造していきます。

今回は以上!

by 高島

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※こちらの写真に使用の画像は開発中のものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

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