完全変形ダンガイオー 090115

前回のダンガイオー胴体部の構造解説の続きです。

だいたい7件ほどのクリアーしなければいけないポイントを、前回は挙げました。
考えていただけたでしょうか?
こういうのは自分であれこれ考えてみると、とても面白いんですよ。

では、ロール機の話。
 
細くてほとんどキャパのないロール機機首=胴体にギミックをいくつも入れるのは、容易なことではありません。
バラバラに構造を仕込んでいては、スペースがまったく足りないので、できるだけ複数のギミックを兼用できる構造にしました。
2種以上のギミックをひとつのユニットでまかなえれば、半数以下のユニット数にしぼれるということです。
ぐっと条件が楽になりました。
 
まず、腰アーマー移動アーム。

腰アーマーの移動には、もとの設定でもアームを使っての移動の表現がされています。
ロボット形態時には、当然ながら腰周辺に位置しています。
このアームをもっとがっちりした構造にして、脚部及び股関節のパイ機の機首がはまり込む、合体モジュールの機能も持たせました。

このパイ機のドッキング方法は、設計開始時にはかなり頭の痛い問題でした。

パイ機機首部分がくっつくロール機の箇所は、先細りになった機首の真裏です。
機首周辺のシルエットを美しく見せるためにも、そんな、上半身/下半身を支えられるようなガッチリしたものを配置するわけにはいきません。

なら、そのモジュールはいったいどこからどのように持ってくれば良いのか?

さんざん悩み抜いて出た解答が前述、腰アーマー移動アームの利用です。
これはミア機との位置にも近いため、さらにミア機用の合体モジュールも追加。
胴体に対しての背骨として、機能を持たせました。

ただ、パイ機コックピットの位置ではかなり苦戦させられました。
合体時、パイ機コックピットの配置される場所と同じところに、ロール機の機体裏側にある機首先端カバーパーツがあります。
これでは邪魔になってしまうので、ロール機機首裏先端カバー部には、先端から胸方向へスライド移動してもらうことにしました。
これと、畳み込んだ機首の形状と位置調整をギリギリまで詰めることを加えて、パイ機コックピットのスペースを確保しました。

パイ機を背中方向へ送ればいくらでもスペースは確保できますが、それだとダンガイオーの腰のシルエットが崩れてしまいます。
なので、ギリギリまで粘ったわけです。
ここは見て欲しいなー。

次に、キャノピーのシャッターギミック。

 

これは、機首先端部収納時、機首裏先端カバーを展開する際に空く空間を利用して、キャノピーパーツとシャッターパーツの上下が入れ替わる仕掛けになっています。
最適な位置に支点を設けて動かしますが、キャノピーパーツの支点を、ロール機コックピット後方のカバー兼ノズルユニットのヒンジ軸と兼用させました。
少ないキャパにおいては、ネジ1本増えるだけでも大問題なのです。

 

この、ロール機コックピット後方のカバー兼ノズルユニットは、展開したり小さく畳み込んだりして各形態に合わせて細かく位置を変えます。
特に強制合体形態時、パイ機機首が突っ込んで来るときには、ほとんど逃げ場がなく、なんとか用意できた“小さな小さなスペース”に収まります。
ここ、面白いとこですよ。
 
ラスト、機首の伸縮機能とスイング機構。

う〜、何かものすごく長くなっちゃって休みたいな、もう。

先の通り、機首の中は他のギミックがみっちり積み込まれてしまったので、機首ユニットの後端部分、胴体では胸の位置に、左右のスイング・ヒネリのモジュールを配置しました。
スライドは、背骨ユニットと機首ユニットで挟み込む形でスペースを確保。
それにつながっているスイング・ヒネリモジュールが胸ユニットを動かします。
ホントはウェストで回したいところでしたが、機首はあの通り他ギミックでミッチミチですからねー、胸内部で動かすことにしました。

・・・と、最後の方は疲れて簡単になっちゃいましたね。

今回は以上!

by 高島

©AIC・EMOTION

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