2008 年 4 月 24 日

完全変形サイバスター 080424

高島 肇 — Filed under: 完全変形サイバスター @ 3:49 PM

『完全変形サイバスター』の構造解説。

さて、胴体の話はまだ続きますよー。
今回はサイバードの機首の話です。
サイバードのシルエットができるだけすっきりしたものに見えるようにするには、まず胴体を縦方向につぶさなくてはいけません。
この辺りは以前書きました。

次に機首の付き位置が非常に重要です。
分かりやすく言うと、機首の付き位置がシルエット全体の中心に近いほど、シルエットのスパルタンなイメージが強くなっていきます(もちろん限界はありますが)。
難しいのは、本来、人型形態時にお尻の辺りに付いているのを、股間をくぐらせて胸の高さまで持って来なければいけないのと、その場合、本体正面が隠れてしまうことです。
特に腰前垂れはデザイン上、サイバードの首付け根上部にかならず位置していなければいけないので、大変です。


この首位置に関しては、どこら辺までトリッキーな動きをさせてよいのか基準が定まらず、設計当初はずっと下の位置に設定していましたが、当然それで良いということにはなりませんでした。
三、四度の改修を重ねて今の位置に落ち着きました。

今回のサイバスターは、頭で考えただけでは全体の美しさを表現するのは難しく、組立てながらの試行錯誤を繰り返し作業がとても多い、非常に大変なキャラクターでした。
ホントに難しかったです。

次回に続く。

by 高島

©SRWOG PROJECT

2008 年 4 月 17 日

完全変形サイバスター 080417

高島 肇 — Filed under: 完全変形サイバスター @ 10:45 PM

今回は『完全変形サイバスター』の構造解説の続きです。
画像は以前のものを参照してください。

以前、ハサミを画像で載せて、胴体ギミックの基本概念はこれです、なんて話を書きました。
ハサミの回と話は重複しますが、サイバスターは胸を中心として頭・腰・背中のスラスターが伸縮・開閉をします。
胴体内部のスペースは限られているので、各パーツの移動及び固定の行程をバラバラに行うのにはかなり無理が生じます。
そのあたりの問題を全て連動式にすることで解決を狙ったわけです。
ギミック的にもカラクリっぽくて面白いですしね。

動きとしてはハサミ構造の背中のスラスターが閉じると先端に接続している頭・腰の位置が遠のき(胴体内部から伸びる動き)、スラスターを開くと頭・腰は近づき(胴体内部に戻っていく動き)ます。
マジックハンドの要領ですね。

この設計をやっているときには、テコ運動の面白さにはまりこみ、戻ってくるのが大変でした。
非常に奥が深くて面白い領域です。またこの手法がとれる機会が来て欲しいですね。

頭・腰・背中の主要部の動きに合わせて、前垂れを支えているヘソの部分のスライドも、この一連のギミックに加えられています。
前垂れは、サイバード時のシルエットを形成するのにとても大切なパーツなので、適切な位置に持って行くのにはこの動きが必要でした。
スライド運動には、更にサイバードの首基部のロックシステムも付加することにもなりました。
デリケートな形態ですからね、必要でしょう。
 
続きはまた次回で。
今回は以上!

by 高島

2008 年 4 月 10 日

完全変形ダンガイオー(仮)080410

高島 肇 — Filed under: 完全変形ダンガイオー @ 10:33 PM

今日は、現在準備中の次回設計仕事の話。

「完全変形ダンガイオー(仮)」です。
以前よりブッツケ本番の手作りでやっていましたが、なかなかラチがあかないので、仕切り直しをすることにしました。
前回は他の作品を設計しているのと並行作業で・・・なんて事を考えていましたが、現状では無理!
ほぼ丸々一日の仕事になってしまっているので、他の仕事を組み込む隙なんかありません。

と、いう訳で、今回は完全にダンガイオー用にスケジュールを設けて進行させます。

で、仕切り直しということであれば・・・ということで、設計の方も全てやり直しにしました。
設定のデザインをよくよく改めて見ると、解決していない場所が山ほどあるのが分かりました。
まあ〜出るわ出るわ。
ホントに当時は全部ブッツケ本番でやろうと思っていたんですねー。

今はまだ、各難所のアイディア出しの作業が続いています。
コラムでも書きましたが、散歩に出て迷子になっちゃうほどです。

その辺の作業もあと一日ぐらいで終了の予定。
いよいよ来週から設計開始です。
予定としては今年の夏ごろに発売できれば、と思っています。
期待してください。

今回は以上!

by 高島

2008 年 4 月 3 日

完全変形サイバスター 080403

高島 肇 — Filed under: 完全変形サイバスター @ 10:14 PM

『完全変形サイバスター』の原型製作の方も一段落しましたので、恒例の構造解説を始めましょうか。

胴体の話から始めましょう。
サイバスターの難所は、とにもかくにも胴体です。
サイバードへの移行後も胴体の位置関係はほぼ変わらず、若干傾いているだけです。

サイバードで美しく見えるシルエットというのは、機首の先っちょを頂点とする、サイバスター頭部のトサカ、本体下部のヒザで構成される三角形次第です。
二等辺三角形って感じですね。
これが細いくさび形になればシルエットはスパルタンな感じになってスピード感が出てきます。


で、この三角形を細身にしていくには、胴体を縮める、機首を伸ばしていく、の二通りが考えられます。
最終的には、両方の要素を入れましたが、前者の胴体伸縮の方に重きをおいています。
理由としては、ギミック的な面白さが1番。
特に腰がめり込んで行く様を見せたかったのです。


次に、機首を伸ばしたとき、それに合わせて太さを増やしていかないと、ヒョロヒョロの首に見えてしまいます。
逆にサイバスター形態時の尻尾は太くするのには限界があります。
結果、こういうギミック配分となったわけです。

お?長くなっちゃいそうですね。
じゃ、続きはまた次回ということで。

今回は以上!

by 高島

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