完全変形ダンクーガ ノヴァ 071115

今のところ、仕事が一段落したところなので、そろそろ『完全変形ダンクーガ ノヴァ』の構造解説等を始めたいと思います。

通常、近年のロボットアニメは、スポンサーが製品化を前提にしているものが多いため、デザイン的に、アニメというメディアが持ついい意味での「現実味のなさ」…ケレン味とでもいいましょうか…それが、今一つ感じられないものがあります。
もちろん、多くの番組あるいは作品は、スポンサーがいないと制作できないため、これ自体は絶対必要なことなのですが、立体物を作る側がデザインを左右できる立場にあると、どうしても「立体物を作るうえで」安易なデザインに流れてしまいがちです。

自分でも、自身でデザインしたものを作りますので、つい、苦労をしない方にデザインをもっていってしまう、ということが生じてしまうのもわかります。
さらに、原型を複製して多くの方に向けて販売する、ということを生業としていますので、生産するうえで、コスト的なものを考慮しなければならない理屈も、とてもよくわかります。

ただ、どこかで無理をしなければ、面白さ(ドラマ、すなわち「売り」のポイント)が発生しないのも事実なのです。
色々な意味で「普通の」製品を作るのにはこれで十分なのかもしれませんが、少なくともウチが仕事をするには全然、動機が足りないのです。

今回の『完全変形ダンクーガ ノヴァ』はそういう意味で、安易な方向にデザインが流れていないため、立体化の作業は熾烈を極めました。

ウチが立体作品を製作するのが決まったとき、大張監督には、「とにかく(監督は)格好良く描いてくれればいい! ギミックの方はこっちでなんとかするから!」というような話をしておりました。
・・・ホントに大変なモン描いてくれるんだもんなー。
おかげさまで、作品からは妙なオーラが悶々と出るようになりました。

さて、前置きが長くなりましたが、まずはノヴァエレファントの話から。
何をおいても、一番大変だったのはエレファントの頭がある、ダンクーガ ノヴァの胸部分。
今回のダンクーガ ノヴァの特徴として、特定の部分にギミックが集中する、というのがあります。
胸は、その最たるもんです。

条件を列挙しますね。



1.ヴァリアブルタンクモードの機首の収納
2.アグレッシヴビーストモード顔の収納
3.ヒューマロイドモード頭部の収納
4.ヴァリアブルタンクモードからヒューマロイドへの、機首・アグレッシヴビーストモード顔の移動
5.アグレッシヴビーストモード牙の収納
6.同じく耳(ヒューマロイドモード左右胸部)の収納
7.合神時、ノヴァイーグルの脚部が入るスペース


これらは全て同一の空間を使用します。
さあ、あなたはどうしますか?
何? 差し替える?

ブアゴオオオオオッ!
(高島、愛のダメ出し100年パンチ)

解決策は次回で
 
今回は以上!

by 高島

©藤原忍/ダンクーガ ノヴァ製作委員会

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