2017 年 5 月 19 日

「可変エスカフローネ復刻の道!」 170519

高島 肇 — Filed under: 可変エスカフローネ,天空のエスカフローネ @ 3:40 PM

今週は長らく格闘が続いているエスカフローネの翼の型の作業です。決着はつくでしょうか?

まず、前回に大敗を喫した型の1回目のシリコン流しを行いました。まる2日間シリコンの硬化を待ち、そのあと慎重に粘土を剥がしていきます。硬化後のシリコンの液面もその前に確認、綺麗に水平状態で盛り上がりなどはありませんでした。
これがその途中の画像。もうビクビクもんです。
esca170514a

粘土を全て取り除きました。
esca170514b
今回は原型の片側の先端がほんの少し浮き上がりがありましたが、軽く押さえてやるだけでなんとかなるレベルなので、まあ合格でしょう。
あれだけ慎重に埋めていってもそれでも浮き上がりは皆無にはならないんですね。面積が大きい薄物はそれだけ、難しいということでしょうか。

浮き上がった原型先端を瞬着で再固定してシリコンを流し込み、反対側も無事成功。やっと型ができました。
で、今度は注型のテストです。

esca170514c
とりあえず通常の注型は問題なく成功。若干、厚みが足りなくなっているところが見受けられます。薄物はほんと難しいなー。これは注型時に厚みが増える小技を使う必要があります。

フー・・・、これで型製作の第1段階は終了。次は裏面だけに色を乗せる加工のテストに入ります。これもアイディアはいいんですが、実行が色々と難しそうです。

今回は以上!

by 高島

©サンライズ
※こちらの写真に使用の画像は開発中のものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

2017 年 5 月 12 日

「可変エスカフローネ復刻の道!」 170512

高島 肇 — Filed under: 可変エスカフローネ,天空のエスカフローネ @ 3:09 PM

えー、今回は悔しい報告になります。
ここしばらく続いていた翼の磨きが終了し早速、型の製作に入りました。
何しろ待ちに待った新しいアイディアによる成形方ですからね、これが成功するとうちの新しい領域がまた広がるゾ!てな感じで盛り上がっていたわけです、ハイ。
通常の型の製作法と同じ、粘土に埋め込んで上からシリコンをかける作業です。
翼は面積が大きいため、1日がかりの作業になりました。
esca170505
これはその途中の画像ね。根気よく粘土で型の分割面を作っていきます。
時間はかかりましたが、特にいつも通りと同じく問題が起きることもなく枠で囲んだ後、これにシリコンを流して硬化を待ちます。

で、翌日固まったシリコン型を裏返し、粘土を剥がします。これにまたシリコンをかけて完成、というのがいつもの流れなのですがここで問題発生。
粘土を剥がして見たところ、原型の部品がシリコン型からベロっと浮き上がっています。
本来、型作りの際には部品はシリコン型から外さずに粘土のみを取り除くのが大前提ですが、面積の広い薄物の部品は真空脱泡の影響で浮き上がりやすく、ややありがちな現象です。
この場合は型に部品をはめ込み直して密着固定すればなんとかなります。

ところが!
今回はこの原型の部品がシリコン型に全くはまりません。
明らかにシリコン型のくぼみと部品の形状が合わず、はめ込む以前の問題です。
ここのところ気温が上がってきたので、温度変化で原型部品かシリコン型の変形が起こったのかもしれません。
翼と組み合わせる別部品で確認を行い、原型部品の変形は無いようです。
・・・とするとシリコンかー。
まさかこんなことになるとは思ってもいなかったので、硬化後のシリコンの液面がどうなっていたかとか、全然注意して見ていなかったんですよねー。
部品面の方の表面のディテールなんかは綺麗に出ています。
ただ、翼の膨らみのカーブの窪みは見た目にも浅い感じがします。

結局、シリコンが怪しいというところまで行きましたが、原因はわからないので、もう1回トライしてみます。
比較するため、変更条件も少なくして行います。
そうですねー、今回は室温ができるだけ変わらない場所に長時間置くのと、型埋めの際に絶対部品に力がかからないようにします。
これでどうなりますか。

さて、これだけだと先週の作業は全く進展しなくて悔しいので、夜間に時間をねじ込み、腕パーツのCADによる新造作業も進めました。
前回、旧部品からサンプリングした画像を元に、CADで作り直しました。
これも結構手間が掛かりましたが、なんとか完成。
なんだかわからない原因で丸1日分の作業がダメになっちゃうのに比べると、CADソフトのワガママなんて可愛いもんです。

手首リングにはめ込む別色パーツ以外は旧パーツとほぼ同じサイズと構造になっています。展開するとこんな感じですね。
esca170511

と、今回は2週間がかりのレポートでした。
次回は型はうまく行きますかね?結果報告いたしますので、お楽しみに。

今回は以上!

by 高島

©サンライズ
※こちらの写真に使用の画像は開発中のものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

2017 年 5 月 4 日

大完全変形超銀河グレンラガン 170429

久しぶりに「超銀河グレンラガン」の設計を再開しました。
前回作業時のファイルの日付を見ると、去年の8月16日だって!ドヒー!!よくもこれだけさぼっていたなと・・・。
今回はこのまま一切止めずに一気に完成まで持って・・・行きたいです。

さて、前回はスネ部分の途中まででしたが、ほとんど大まかには終わってますね。
hg_grlg _170429f
残っているのはドリル穴や足の裏のディテールなどの細かいところばかり。
ちょうど、CAD設計の感を取り戻すのに良い程度の作業です。
どういう風にCADで作っているかも今日から紹介しようと思います。
方法は色々とありますが、あくまで自分流ということで。
使っているソフトはVectorworks2015です。

今日は膝頭のミゾを作ります。
まずは膝頭のミゾの側面から見た時の絵を2Dで書きます。これに奥行きをつけて立体にします。斜めに見ると板になっていますね。とりあえずこれはそのまま置いておきます。
hg_grlg _170429d
ミゾ部分の面は膝頭の表面から一段低くなっています。
ベースの膝頭ブロックを材料にすると、均等な面ができます。
スネ作成のグループに潜って行き(履歴に入り)、噛み合わせた膝頭ブロックを持って出てきます。

次に膝頭ブロックをシェル化、ミゾで低くしたい深さのがらんどうの膝頭ブロックを作ります。
できあがったシェルにさっきコピーした膝頭ブロックを重ねて、ブロックをシェルで削る指示をします。
hg_grlg _170429c
これで一回り小さい膝頭ブロックができます。

次に、一回り小さい膝頭ブロックを先ほど作った板で削ります。これで膝頭のミゾを作るための切削ブロックができます。hg_grlg _170429b

スネ本体に切削ブロックを重ねて、切削指示。
hg_grlg _170429a

仕上がりはこんな感じですね。
hg_grlg _170429e

こういう調子でディテールを削りこんでいくわけです。
その時々でディテールの形は変わりますが、基本的な動作はこんな感じです。
今回の膝頭は簡単で、基本動作を説明するのにちょうど良い場所でした。

今回は以上!

by 高島

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2017 年 4 月 28 日

「可変エスカフローネ復刻の道!」 170428

高島 肇 — Filed under: 可変エスカフローネ,天空のエスカフローネ @ 4:01 PM

まーだ翼の磨き作業が続いてます。
もう気泡を埋めて磨き、サフを吹くとまた気泡を発見してまた埋めて、というような繰り返しでじわじわ進んでいます。
あともう一歩で終了しそうな感じです。
ここは焦っても仕方がないので、ひたすら我慢。

翼の穴埋めでパテの硬化待ちの間に次の作業に移行する準備を始めています。
次は手首周りです。
ここは旧部品が残っており、形状の変更もありませんが一部色分け部分があり、ここの彫り込み作業が厄介です。
さらに蛇腹部品との合わせも改善の必要があるので、ここは思い切ってCADで新造することにしました。
断面を採寸するため、ノコギリでギコギコ切って真っ二つにしました。

現存している旧作の最後の1組なんですけどねー、ヒー。
勿体無いんですが、これをやらないと採寸できないんで断行しました。
断面はスキャニングして取り込み、後日CADで形状を復元します。

こちらはそれほど時間はかからないのではと期待しつつ、今回は以上!

by 高島

©サンライズ
※こちらの写真に使用の画像は開発中のものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

2017 年 4 月 21 日

「可変エスカフローネ復刻の道!」 170421

高島 肇 — Filed under: 可変エスカフローネ,天空のエスカフローネ @ 7:18 PM

エスカフローネは翼のパートの作業を続行中です。
現在はひたすらシコシコ磨き中。
例の塗膜を使った新成形法は型が出来てからなので、まずは原型を仕上げなければ、実戦で使えるか確かめようもありません。
もうちょっとの我慢ですね。
esca170421
磨きの方は、旧作は梨地に仕上げていたので、これを磨きとるので時間が取られています。

20年前の原型製作当時に、表面仕上げの参考にデザイナーの山根公俊氏にエスカフローネの素材はどんなものなのかお聞きしたことがあります。
「セラミックのような素材」とのことで、当時は「セラミック=焼き物」と自分はイメージして、ざらっとした感じで仕上げました。(ちなみにこの素材については、あくまでデザイン上のイメージをお聞きしたお話なので、公式な設定ではありません。)

現在はちょっとイメージが変わってまして、同じ焼き物でも釉薬を塗ってある陶器のようなテラっとした艶のある感じなのではないかと思っています。
そのため、今回は磨き込みで余計時間がかかっている次第。
上がり次第、型製作に移行の予定です。

というわけで、今回は以上!

by 高島

©サンライズ
※こちらの写真に使用の画像は開発中のものです。
各部品の形状等は今後、修正・変更される場合がございます。

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