竹久夢二を見てきました。(その1)

先日、東京の上野へ仕事の打ち合わせに行ってきました。
時間の節約のため、打ち合わせを2件ブッキングしまして、その間の時間に久しぶりに美術館に行ってきました。
上野駅周辺の大きな美術館でのこの時期の展示内容はあまりピンと来なかったため、駅から少し離れた竹久夢二美術館に行ってきました。
ここは個人経営なんでしょうか、かなりこじんまりしたところで大きな通りには面しておらず正直、地図が無いとたどり着けないところです。

とはいえ、展示内容は立派なもので歴史も相当古いものらしいです。
併設している弥生美術館と一緒に見られ、ここの展示物も良かったです。
順路としては弥生美術館、その次に竹久夢二美術館になっています。
弥生美術館では高畠華宵などの明治の頃からの少女雑誌などの表紙や挿絵などが展示されていました。
当時のトレンドの美女・美少女などが直接見る事が出来、非常に興味深いです。
高畠華宵画伯の当時の人気はスゴいもんで、仕事は次から次へとガンガン入って来るは、熱烈なファンの女の子が画伯会いたさに家出をして大騒ぎになるは、それは大変なもんだったらしいです。海沿いに建てた大邸宅は「挿絵御殿」と呼ばれていたそうです。
ただ、時代の流れとともに仕事が来なくなり、作品は時代に埋もれ、かなり生活は困窮していたそうです。最晩年にこの美術館を設立した鹿野琢見氏と出会い、爆発的なカムバックを果たしたのち、生涯を閉じられたそうです。
モノを作って生きている身としては、こういう話はかなり来ます。

本で絵と一緒に載っている文章は詩や短編の小説等で内容はかなりロマンチックというか、夢見がちというか、そういう雰囲気なものが多い様です。
高畠華宵画伯宛の当時の読者からのファンレターなども展示されており、これの内容もやっぱりそういう女の子女の子してまして、
「私、先生の作品が大好きですのよ。」「ああ、先生の絵はなんて素敵なんでしょ。」というような可愛い手紙がたくさんありました。

が、よくよく考えると読者の少女達は現在はもう、存命でもバリバリのおばあちゃんですよね。お〜う、時間の流れというのは本当にスゴい。
展示物を通して、おばあちゃん達の少女時代をかいま見たというか、人生の一番華やかな頃を疑似体験させてもらっているような気がしました。

他にも少年誌などに使われた挿絵などが多数あり、中には自分が大ファンの武部本一郎画伯の作品も数点展示されてました。ちょっと、いや、スゴく得した気分。

おっと弥生美術館の話だけで随分長くなっちゃいましたね、続きはまた今度に。

by 高島

高島 肇 の紹介

スタジオ・ハーフ・アイ代表にして大黒柱の原型師。変形ギミックに命を懸ける、まさに変形の鬼。代表作:完全変形ゲッターロボなど多数。
カテゴリー: 日記 パーマリンク