困ってます。部品の成形がね、うまくいかないんです。前回のゲッターの時は大分いけるようになって来たかなーと思ってたんですが、今回は小さい部品になったせいか、はたまた天候のせいか、成型品に気泡が出ちゃうんです。
で、現行の成型方法の研究と並行して、違う方法を模索したりしてます。ちなみに遠心注型機はウチにはないのでこの辺はどうだろう、ということで人力による遠心注型を実験してみました。
人呼んで、遠心注型人!
まずバケツを用意します。次に、これにゴム型をセットします。これにレジンを流し込んだ後、すかさずバケツをぐるぐる回す(子供の頃、遠心力の実験でバケツに水を入れておんなじことをやった人、結構多いんじゃないでしょうか?)わけです。いつでも回せるように、注型人は位置に着いたところで実験開始です。尚、今回は高島が注型人です。
さあ! レジンを型に流しました! 後はひたすらバケツをぐるぐる回します。うおおおおりゃああああ! 力の限り回します! レジンが硬化を開始する2分から3分間、回し続けなければいけません。おおっ、思ったよりキツイため、1分ぐらいで回転の勢いが落ちてきました。つらい! 本気でツライ!・・・何とか硬化が始まったところまで持たせて回転停止。ゼーゼー言ってます。遊んでません、全部本気です。
30分ほどして完全に硬化終了後、型を開けて流れ具合のチェック。ダメでした。気泡が発生しちゃってます。
次、行ってみよう!(いかりや長介風)
とにかく回転するものがないかと考えたところ、成形スタッフの1人が、会社の近所に、修理品の家電製品をすんごい安い値段で売っている店があるのを思い出しました。早速行ってみると、何と普通の全自動洗濯機がたったの3000円! 速攻で買って帰りました。
まず、洗濯機の脱水槽に板をセットし、それの上に注ぎ口が中心を向くように、さらに上方向からレジンを流せるように型に細工を施しました。回転のバランスをとるため、反対側にはカウンターウェイトとして同サイズの型をセットしました。
それでは実験開始! のろのろと脱水槽が回転しだして、1分ほどするとちょうどいい感じの速度で安定しました。ん〜、やっぱ人間が回すのとはわけが違いますな。次に、ぐるぐる回っていてなかなか見にくいんですが、中心部分に来ているであろう注ぎ口にレジンを流し込みます。無事終了。
後は、レジンの硬化が始まる2、3分後までほっとけばいいわけです。イヤ〜、ホントに楽です。・・・と、2分ほど経ったころ、突然、回転速度が一気に加速しだしました! え! なになに!? 試運転の時は加速とかしなかったじゃん!? 一瞬の後、中の型がバーンッ!! 物凄い音で弾けました。
どうやらあまりの遠心力に吹っ飛んでしまったらしいです。合わせていた型も衝撃と遠心力でずれちゃって、中はぐちゃぐちゃ状態。・・・失敗です。
その後、何度もトライしましたが、いずれも失敗。
次回、もうちょっと要領良くやろう、ということで一旦実験は終了しました。いやー、遠心注型は難しいですねー・・・。
え? 遊んでませんよ! マジで!!
by 高島