最強!! 研屋のおやじ

自分はノミを愛用しております。

最近やっとまともに自分で研げるようになってきました。もともと非常に無精な性格なので、今まではウチに出入りの研屋のおやじに研いでもらっていたのですが、いよいよこのおやじ本人がブッ壊れてしまったので自分で研ぐしかない状況になったわけです。で、今回はこのおやじの話。

この研屋のおやじ、現れるときはいつも突然で次にいつ来るのかもさっぱり分からない。気がつくとウチの事務所の入り口でニヤニヤしながら立ってるんで非常に驚きます。結構いい歳でほんとにこの商売で食えてんのか心配になるようなヨレヨレの格好。頭のほうもボケちゃってるようで何を言ってるのかほとんど分からない(これで、ミニバンを運転して移動してるから、これも非常に危なっかしい)。

ただ、頭のほうはともかく、このおやじが研ぐノミは非常に切れ味が良いということで何度か研ぎを頼んでました。が、最近になってだんだん仕事が怪しくなってきて、ついに・・・・。

おやじ「トゲタヨー」(いつも研ぎ物を受け取った後いずこかへ消え、研ぎ終わると再び現れる)

高島「ハイ、ごくろーさん。(仕上がりを見て)おやじさん、これみんな刃が左右に傾いちゃってるよ。直してよ」

おやじ「ハイハイ」(再び、いずこかへ消える)

小1時間ほどして、

おやじ「トゲタヨー」

高島「ハイ、ごくろーさん。(再び確認)おやじさん、みんな刃がさっきと逆に傾いてるぞ! だめだよー、直してよ」

おやじ「ハイハイ」(再度、いずこかへ消える)

再び、現れる。

おやじ「トゲタヨー」

高島「ハイ、ごくろーさん。(確認)やっと刃が平行になったね、ハイ、お代」

と、言う具合に返したのですが、その後に試しに削ってみると全然切れない。よくよく見てみると刃の裏側がまんまる! 調べてみるとほぼ全てのノミがアウトの状態。やられたー!!

結局全部のノミを買い直すはめになってしまいました。あれからおやじはまだ現れていません。

おやじー、おぼえてろよー!!

by 高島

高島 肇 の紹介

スタジオ・ハーフ・アイ代表にして大黒柱の原型師。変形ギミックに命を懸ける、まさに変形の鬼。代表作:完全変形ゲッターロボなど多数。
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