若者よ、上手く失敗しまくれ!

・・・というタイトルを書いてて、あらためて自分は若者というカテゴリーから外れちゃってから久しい、というのを再認識しました。シクシク・・・。

先日、ある人のコラムを読んで、この話題について色々と考えてました。職場での人間関係等についての様々なエピソードを紹介しながら考察して行く非常に面白いコラムです。
著者は河合薫さんで、日経BPというサイトで読めます。オススメですよ。

で、この人のコラムで最近の若い人たちの仕事に際しての、リスクを恐れて積極的に動きたがらない、といった姿勢を嘆くオジさん達の話がありました。

うん、確かにそういうのは自分も以前はよく感じてましたね(今では一人っきりの仕事なんで、職場での若いモンてのも自分の事なんですが・・・いいの!)。

なにかしらの目的に向かって行動した場合、必ず成功か失敗の結果が出るものです。
ゆえに、失敗したくないので、行動しない。
なぜなら行動しなければ、成功・失敗の結果は出ないので、自分には成功の可能性が残っている。
というような、心理状態らしいです。
なんだか、量子論の思考実験「シュレーディンガーの猫」みたいな理屈ですね。
それを考えると、こういう理屈をひねり出す若いのって、結構頭が良いんじゃないかと思いますね。
ただ、この論法は根本的な見落としがあるように思えます。
人間、何かしらの行動をとらないと食べていけないからね。
つまり、行動しない事自体もすでに失敗なんですね。

なので、若い人達は量子論的な失敗回避法は仕事や生活においては通用しないので、他の事に頭を使った方が良いですよ。

じゃ、先の行動しない事によって結果を回避する姿勢を取ろうとする若い人たちが悪いのか、というとそうじゃないと思う。

なんというか、周囲の人たちは失敗する事を責めすぎる、と思います。そういう人はホントに多い。
何かの行動を起こした時の結果として100点満点の結果を出せるなんて事はまず無い。
その100点以下の点数の幅の中で合格点かどうかを判断されているだけで、誰の仕事にだって常に失敗の要素を含んでる。
もちろん、合格点にいかない結果しか出せない場合は当事者は反省するべきであって、自覚が無ければ指導的な立場の人がその至らない点を指摘し、しかる事も必要かもしれません。

ただ、叱る、というのと責めるというのはまったく違う。
往々にして只々責めるだけ、という行動を繰り返している人が多いようですね。結果が出たあとに、あと知恵だけであーだこーだいう事は誰にでも出来る。
これじゃあ、若い人達は失敗を嫌がりますよ。自分だってイヤだ。
実際、若くて経験が無いからもともと成功率が低い、分の悪い勝負をしてるわけだしね、彼らは。

ただ、失敗も同じような事をしまくって良い、というわけじゃない。
その都度、経験値を積んで次回でそれを役に立たせる事が出来なければ意味が無いわけで、その努力を怠るようなら上司から怒られて当然とは思います。
自分もこれについては間違った対応をしていた事があって、反省してます。
若い人たちが仕事をしてる時に先回りして、失敗しそうな事を指摘しまくったりしてました。こういうのも良くない。
自分自身で体験するからこそ意味がある、という事もあるのにねー。

ずいぶん前にどこかの書き込みで、自分が設計をシクって組み立てを苦労してる、なんて書いた記事に対して、
「完璧な設計をすればいいじゃない?」
なんて事を書いている人がいました。
ハナから、苦労するつもりで設計するヤツなんていませんよ。
完璧なつもりでも、結果が違ったという事だけ。
たぶん、これを書いた人物は仕事をした事の無い中学生とか、失敗のプロセスも仕事の一環というのを知らない、そういう人だとは思うんだけどね。
この話題についても色々と書きたい事はあるんだけど、それはまたいずれ。

ん?長くなって来たせいか、話が脱線して来ましたね。

まとめましょう(河合薫さんの話が混ざっちゃってるかも)。
若い人たちは(中学生も含めてね)、どんどん挑戦していっぱい失敗しよう。
失敗経験は成功の方よりも遥かに価値があります。
次で同じ事をやらかさないように、すこしづつ賢くなって行けば良い。
ただ責めるだけのヤツがいても、そんなヤツは気にするな。これからのキミに比べたらそんなヤツは大した事無いです。

以上!がんばれよ。

by 高島

高島 肇 について

スタジオ・ハーフ・アイ代表にして大黒柱の原型師。変形ギミックに命を懸ける、まさに変形の鬼。代表作:完全変形ゲッターロボなど多数。
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