エントロピー的電車の話(逆?)

最近、「エントロピーの法則(ジェレミー・リフキン著)」という本を読んでます。

ウチのニシが大学時代に読んでいた本だそうで、面白いとのことなので彼から借りました。
タイトルがカタいわりには読みやすく、ここしばらくの電車での移動時にはちょうど良かったです。

内容を説明するには結構大変なので思いっきり省きますが、地球上にある物質/エネルギーは有限で、どのような形ででも使用すればなくなってしまう、というもの(正確には使えなくなってしまう)ということです。
エントロピーというのは物質がより乱雑になろうという力だそうで、エネルギーとしてはより低い状態へ向かっていく力なのだそうです。(合ってますか?)

例えていうと、電車内が空いてても座ろうとせずビシーっと立ってる若者よりも、脚を投げ出してだらしなく座席で居眠りこいてるオヤヂは、エントロピーの高い人といえるでしょう。
あ、かえって分かりにくいですか?

電車の乗客のエントロピーの状態は置いとくとして、どんなものもエネルギーを内包していて、物質自体はなくなりませんが、使えば必ずその後は使用できない状態へと移行します。

例えていうなら昼間はビシっとしたサラリーマンが飲むものを飲んじゃうと、その後は酔っぱらっちゃって、電車で迷惑をかけまくるまったく使えない人になっちゃうのと同じと言えるでしょう。
あ、やっぱり分かりにくいですか。

なぜ、高カロリーな飲み物であるお酒を体内に取り入れて、エントロピーの高い人になっちゃうのかは専門家の研究にゆだねるとして、この「エネルギーまたは物質を使用する」という行為は、そのものである燃料を燃やすということから、畑に種をまいて作物を育てて収穫する、という行為まで同じそうなのだそうです。
燃やした燃料は新たなものを足すまではエネルギーを得ることはできないし、作物を収穫した土からは肥料を新たに足さなければ同じサイズの作物は育たない、ということです。

著者は、文明というものは常に燃料に限らずありとあらゆる物質を消費するものなのだから、それを押さえるあるいは使わずに済むライフスタイルに切り替えて、長持ちさせなければあっという間に滅んじゃうゾ、と言っています。

ちなみにリサイクルは消費のペースを軽減はできても、やはり根本的な解決にはならないそうです。
リサイクルできる割合には限界があり、その上リサイクルという行為自体がコストがかかるためだそうです。
例えて言うなら電車で・・・あ、電車の話はもういいですか?

ただ、この熱力学の第2法則に束縛されない活動というのもあるそうです。
いわゆる人間の脳内で行われる思考、または精神活動がそうなのだそうです。
今までの人類の歴史はすなわち、使用されるエネルギー源の変遷の歴史でもあるそうです。
今までのライフスタイルから否応なく切り替えさせられて来たとも言えます。

自分には将来的にはやはり物質(モノ)よりも思考(アイディア)が価値を持つ世の中が来るような気がします。
否応なくね。
そういう意味ではウチの作品はモノというよりアイディアに値打ちを持たせて売ってますからねー、エントロピーは低いと思いますよー、マジで。
文部科学省とかで推奨してくれないかなー?

ところで、設計で悩みまくるとお腹が減るんですが、これは思考が熱力学の第2法則に縛られてることにはならないんですかね、リフキン先生?

例えて言うなら電車で・・・。

by 高島

高島 肇 について

スタジオ・ハーフ・アイ代表にして大黒柱の原型師。変形ギミックに命を懸ける、まさに変形の鬼。代表作:完全変形ゲッターロボなど多数。
カテゴリー: 日記 パーマリンク