もと復興相、あの発言に思ったこと。

先週から開始したダイソードの脚部の設計は順調に進んでます。
ホント、スイスイ行っちゃうので怖いくらい。
それまでかかって来た、胴体の方がどれだけ難敵かというのがいまさら再認識されます。
このまま行けば、今月中に設計は終わっちゃうかもしれません。(本当か!?)・・・いや、まあ可能性ということで。
その代わりと言ってはなんですが、ダンガイオーの発売の準備が大わらわです。以前スタッフがいた頃は、分担して進めていたものが今はほぼ全て自分でやらなければいけないため、まあ手間取る手間取る。
ここ2日ばかりはコラムどころか設計をする時間まで取られてしまいました。
現在でも、全て終わったわけではないのですが、若干余裕が出て来たので今のうちにコラムを書いちゃおうと、朝イチでこの原稿を書いてます。

さて、今日は先日話題になった、もと復興相の話。
と言っても、自分は政治にはあまり興味は無いので、あの手の発言をしちゃう傲慢な人についての話を書きたいと思います。

これの元ネタは以前、友人とやり取りをしたメールなんですが、彼の勤め先のアホ社長の傲慢な態度や言動が現場を混乱に陥れて、ほとほと困る、という話でした。ああいう高い地位にいる人たちにはなぜ、あの手の連中が多いのかと。

人間というのは多くの他者と付き合う以上、その都度お互いに立場が異なってきます。
そのお互いの立場の要素は様々ですが、その構成要素の有利.不利で力関係も変わって来ます。
有利な側になった時に、ワナというか呪いのようなものが人間の心理には働くようです。
「自分はこの相手よりも有利だ」→「自分は相手に対して要求または命令をする事が可能だ」→「自分は相手よりもエラい」
この「エラい」というのは自分が相手よりも優れている・強い・上等だ等の表現も当てはまるかもしれませんね。

通常は上に書いたゴーマン3段論法は無意識にしかも一瞬で行われるので、自覚する事はほとんど無いと思います。
これは風邪のようなもので、この世の中で生きている人間は常にさらされていると思います。他者と付き合う事の無い人はほとんどいないでしょうから。
さらに、この心理的なワナは、大なり小なり他者と接触する都度発生していると思います。常にね。
この悪質な誘惑のようなロジックに対しての抵抗度は人それぞれです。風邪やウィルスに対する抗体みたいですね。

これの末期症状として「自分は何をやっても許される人間だ」というのもありまして、ここまで来ると治癒不可能で、もはや立派な病気と言えるかもしれません。おおむね、周囲の人間が気付くのは、この末期症状が発症した時でしょう。
また、高い地位に就けば就くほどこの危険な心理ルーチンは繰り返され、強化されるでしょうから、始末に悪い。
友人の勤め先の社長さんおよびもと復興相はおそらくはこの末期なんでしょうね

自分がこんな話を書いているのは、この末期症状の人たちをなんとか更生させよう!とか言う事ではありません。気の毒とは思いますが、無理です。

問題なのは上にも書きましたが、誰でも常にこのワナにさらされており、抗わなければ末期症状まで突き進んでしまうかもしれない、という事。
自分は子供時代にこういう病んだ人と付き合う経験が多かったのと、ここしばらくは様々な状況で、弱い立場に立たざるを得なかったため、こういう言動や態度には早めに気付いてしまいます。
被害妄想だ!と言われればそうなのかもしれませんが、良い人あるいは普通の人、と言われるような人物が豹変したのを目撃してますし、実際に自分の中にそういう因子を自覚する状況もありましたしね。
何しろ昔は社長、なんて立場でしたから(まあ今でもそうなんですが、今はスタッフは自分一人です)。

結論を言うと(そしてあえて自分の事を棚に上げて言うと)、冒頭のもと復興相の一件は自分たちにも起きるかもしれない、という事です。
自分が有利な立場にいるのは、たまたまあるいは一過性のものです。それが努力の結果だとしても。
次は自分が逆の立場に立たさされるかもしれません。
それだけに相手への敬意はとても大事ですよ。

また、高い地位にいる人たちでも、このワナや呪いを見事に克服されている人もおそらくはおられると思います。

自分もその一員になれればいいなあ、と思います。

by 高島

高島 肇 について

スタジオ・ハーフ・アイ代表にして大黒柱の原型師。変形ギミックに命を懸ける、まさに変形の鬼。代表作:完全変形ゲッターロボなど多数。
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